チョコレートの誘惑

今年もバレンタインデーがやってきました!

ずいぶん前から百貨店の催事フロアは熱気に包まれていますね。

コロナ前は海外から有名なショコラティエが来日して握手会をしたりして大賑わいだったのを覚えています。

コロナ明けでそこまではいかないとしても、毎年すごい集客力のあるイベントです。

この時期しか手に入らない商品もあるようで、人気ブランドのブースには行列もできていました。

見た目もゴージャスで麗しく、味も香りも絶品のチョコレートが並んでいるのは見ているだけでも幸せな気分に…

お客さんはお目当てのチョコやお試し用に、自分のために買っていかれる方が多いようです。

かつては意中の男性へのプレゼント用が中心でしたが、今では自分のご褒美用や大事なパートナーや友人、お世話になっている人へのお礼、といった用途が一般的とのこと。

職場や学校での義理チョコはもうすっかり廃れてしまいましたしね!

 

今年はチョコレート業界でも大きな変化があったようですよ。

チョコレートの原料、カカオ豆が高騰しているのです。

カカオの木の病気が流行ったりして生産地で記録的な不作となり取引価格が高騰する“カカオ・ショック”に、輸送コスト上昇や円安も重なり、商品価格が10~15%は値上がりしているようです。

ブランドもののバラ売りチョコレートは1粒平均418円で過去最高値を記録したそうですから。

あまり高いと売り上げに響きますので、焼き菓子やフルーツを使用した商品が増えたのが今年のトレンドなんだとか。

新たに植えたカカオの木に実がなるのに何年もかかり、どうやらこの傾向はずっと続くみたいですよ!

 

さて、大人気のチョコレートなんですが、薬膳的にはかなり厳しい見方をしなければなりません。

というのも、チョコレート非常食にもなる高カロリー食品なので、普段の健康食とはいえないからですね。

毎日のように常食するのはお勧めできない食品ですよ。

カカオの効能としてはポリフェノールが有名ですよね。

抗酸化作用をはじめストレスをやわらげ、リラックス効果があるとか、便秘解消によいとか言われています。

ただ、カカオ豆だけを摂取すればの話で、チョコレートとなると砂糖や油脂が大量に添加されているのです。

カカオ豆をローストして砕いたカカオニブ(スーパーフードと言われています)ならわかるのですが、動脈硬化予防のためにチョコを食べるのはどうなんだろう? と思います。
かえって逆効果なのでは?

 

では、カカオ豆の加工品チョコレートをたくさん食べるとどうなるのかといいますと・・・

東洋医学でいうところの“湿熱”がたまるのです。

身体のなかに余分な水分と熱を生じさせて、炎症が起きやすくなります。

ニキビや吹き出物、湿疹、皮膚の痒みなども含まれます。

身体の表面だけでなく、血液ドロドロで動脈硬化も起きやすくなってしまうんですよ!

 

さらに追い打ちをかけると、カカオのよいところのポリフェノールはホワイトチョコには入っておりません。

ポリフェノール効果を狙うなら、カカオニブか、ココアパウダーを牛乳などに溶かして手作りするココアドリンクで摂りましょう。
甘味は極力少なくするのがポイントです。

チョコレートの味が好きな方でしたら、塊のチョコではなく、ココアパウダーを使ったクッキーやケーキがいいかもしれませんね。

リラックス効果や満足感は期待できるはずです。

 

これから花粉症の季節ですが、残念ながらチョコレートは花粉症の症状を悪化させる代表格です。

自分へのご褒美チョコはほどほどにお願いしますね(^^)/

いただきもののチョコは冷蔵庫で長期保存できますから、少しずつ、長く楽しんでくださいね!

 

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