2人で妊活してますか?

不妊治療は”我が子”を迎えるために行いますが、パートナーにとっても
“我が子”であるのは変わりません。当然ですね。
海外ではシングルでも可能な国もありますが、日本では、ご夫婦での治療のみ
実施されています。ところが、なぜか女性が孤軍奮闘する姿が一般的なのです。
あなたもたった一人で妊活していらっしゃいませんか?


ご夫婦でお子さんを希望する気持ちに温度差があったり、
望むタイミングにズレがあったり、
物理的に治療にかける時間やエネルギーに限りがあったり、
さまざまな理由で独り妊活が行われています。
独り具合も、反対されるから夫には内緒で、という方から、
好きにしたらいいと言われて、という方まで、かなりの幅があります。
でも大半は、夫は仕事が忙しすぎて動けず、自分がやるしかない、
というケースだろうと思います。
世の中の働き盛りの男性たち(=妊活世代)は、深夜に帰宅して
朝7時には家を出て、土日もけっこう出勤あるいはゴルフで出かけ、
どうしてそんなにまで? というくらい仕事人間です。
お昼ご飯はちゃんと食べてるのでしょうか?
食べたとしても、深夜に帰るまで何も口に入れないのでしょうか。
それとも接待やつきあいでお酒でしょうか。
深夜過ぎに食べてすぐに寝るのでしょうか。
そもそも睡眠は足りているのでしょうか。
仕事の時間や量の問題だけでなく、精神面のストレスはどうでしょうか?
なんとかギリギリ生活は維持できている、という状況でしょうか。
自分一人を賄うにはなんとか足りているか? というところですね。
ただし、この状態を長く続けていけば危険ということは
一番近くにいらっしゃる方ならわかると思います。
いくらタフな男性でも、ヤバそうですよね。
男性の寿命が短いのは、このような「太く短く」生きようとする
ところが原因なんだろうなぁと思います。
少し話がずれましたが、要するに、新しい命を生み出すためには
男性が半分、女性が半分、両方の力が必要ですが、
男性側の力が十分でなければ、女性だけがんばっていても
無理がある
ということです。
「十分」というのは、栄養を摂れば摂るほどいいということではありません。
むしろ、摂りすぎ、肥満や成人病予備軍のほうが心配です。
喫煙や、運動不足なども大きな不安要素です。
仕事のストレス、睡眠不足、過労、すべて妊活には悪条件と言えるでしょう。
そして、精子の検査では特に問題が無かった、あるいは
人工授精なら、体外受精なら、顕微授精なら、大丈夫と言われた、
というお話もよくお聞きします。
もちろん検査結果は、とくに男性の場合、バラツキが大きくて、
日によって違います。
一度検査を受けて「大丈夫」であれば、再度受けないかもしれません。
また毎回検査を受けて「大丈夫」でも、良い結果が伴わなければ、
確率的には男女半々で何かしらの問題があったということですね。
命というものは数値に表せないものがあります。
現時点で可能な検査の結果だけで原因を究明するのは
男女ともにそうですが、限界があります。
何度も失敗が続くようなら、同じ生活、同じ治療では
何かが足らないと謙虚に受け止めて考えることも必要です。
ましてや、ご自分だけ努力していると感じておられるならば。
夫の現状には目をつぶって、これからも独り妊活を続けますか?
最近あったことですが、お一人目をやっと体外受精で授かった方が、
そろそろお二人目をということで、今度はパートナーの方も連れだって
再び受診されました。
お二人でお灸もされるようになりました。
そして程なくして自然妊娠されたのです。。
1人よりも2人で妊活を。
当院は女性専門治療院ですが、土曜日のみ男性も診療させていただいています。
理由は、ご夫婦での不妊治療のほうが効果的だからです。
いつでもご相談ください。

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