頑張りすぎない妊活を!
とことん限界に挑戦したくなるのはアスリート気質なんでしょうか。
自分を追い込んで新記録を打ち立てるとか、達成感を味わうとか、いかにもアスリートですよね。
日常生活でもそんなチャレンジャーはいらっしゃいます。
スポーツに打ち込んだ経験のある方に多いのは確かでしょうが、勉強でも趣味の世界でも、一歩踏み込んで達成した成功体験はクセになります。
達成感をまた味わうためにまた頑張るんですよね!
それが習慣となり、あたりまえの行動様式となってしまっているストイックな方、ご用心ください!
仕事がデキる方、家事も仕事もいつも完璧な方って、いらっしゃるでしょう?!
限界を超えるためには無理もしなければいけませんが、自分自身では「無理」とは思っていませんよね。
ただそれはランナーズハイのような状態で、心も身体も知らないうちに消耗してしまっていることがありますよ。
スポーツでは、若いうちは無理しても回復力もありますが、加齢とともに無理がきかない身体になってきますよね。
いつしか「昔の古傷」ができて痛みと共存しなければならなくなって。。。
仕事でも過労が続くと燃え尽きてしまったり、心も身体も病んでしまったりするものです。
限界知らずだと思っていたのに、いつの間にか無意識に越えてはならない限界を超えてしまっていたんです。
心身ともに動けなくなってしまう前にブレーキをかけなければ!!
大切な心と身体を守るためです。
ギリギリまでがんばるのではなく、余裕を残すことを意識してみてくださいね。
これはとくに、ベビ待ちさんにも言えることでもありますよ。
アスリート気質なのか、妊活でもものすごく頑張っちゃう方がいらっしゃいます。
めちゃくちゃ勉強されて、情報収集の末に確信した「これだ!」という道を追求される方・・・。
食生活上でもよくあるんです。
マクロビやグルテンフリーにこだわったり、無添加・有機栽培に固執したり、毎日究極のスムージーを作って飲んだり、etc…
温活にしてもありますよね。
よもぎ蒸しや岩盤浴に通いつめ、真夏でも腹巻、冷え取り靴下重ね履き、毎晩入浴2時間、etc…
並々ならぬ努力をされているのはわかるのですが、やりすぎちゃって逆効果になってることもあるんですよ。
それぞれ持ち合わせた体質を無視して突っ走ると身体を壊す原因となることもあるのですから。
極端な食生活の変化で栄養が偏り、体調が崩れることもありますし、卵がちゃんと育たなくなることだってあります。
温活もやりすぎると余分な熱が身体にこもり、ホルモンバランスが乱れることがありますよ。
生理周期や排卵が乱れることもあるのです。
そうなってはもう、本末転倒ですよね!!
こうした「やりすぎ」はどうも頑張り屋さんならでは成り行きのようです。
とことん頑張ってしまう気質なんですよね。
東洋医学ではバランスを重要視します。
極端、やり過ぎはごNGですよ。
もちろん、いいと思われることは取り入れたらよいのですが、なにごとも“ほどほど”がいいですね。
できたら特定の何かにこだわりすぎないよう、まんべんなくを心がけていただきたいのです。
そして、必ず余力を残すこと。
ギリギリまで頑張らないことが大事なんです。
とことん完璧を追求せず、「なるべく」くらいにしておくのをおすすめしますよ。
このバランス感覚が難しいところなのかもしれません。
だって、頑張り屋さんの真反対の方なら、もうちょっと頑張ってみては? ということになるのですから。
世の中にはほんとうにいろんな方がいらっしゃるので、両極端の方たちを足して2で割るとちょうどいいかもしれないって思うのですがね。
デコボコしたところを丸く、レーダーチャート(わかりやすいのはコーヒー豆の分析で「苦さ」や「コク」「酸味」などを表した円グラフ)をちょうど真ん中あたりに寄せて全体的に広げていくようにもっていくのが東洋医学です。
あなたも鍼灸でバランスのとれた心と身体を目指していきませんか?
頑張り屋さんも、そうでない方も。
“ほどほど”のゆとりのある妊活を(^^)/
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