不妊治療を始める前に《第二弾》
今年は不妊治療の保険適用で思い切って不妊治療にトライする方が増えますね。
経済的なハードルで断念したりためらっていたりした方が挑戦できることは歓迎したいです。
進学もそうですが、妊活だって金銭的な理由で諦めるのは不公平すぎます。
子どもを産み育てたくなる社会をつくることと同時に、不妊治療にアクセスしやすくすることも不平等を解消して少子化を食い止めることになりますから。
ただし、保険適用にもメリット・デメリットがありますから、安易に飛びつかないほうがよいところもあるかもしません。
必要なことは検討したうえで取り組んでいただければと願っています。
制度が整っても生殖医療の有効性が途端に上がるわけではないのですから。
一番大切なのは、ご自身の意思です。
これまでの関連記事を読んでみてください。
「妊活チャレンジ、その前に!!」
https://rumishinkyuu.com/page/faq/cat1/basic4.php
「不妊治療を始める前に《第一弾》」
https://rumishinkyuu.com/page/faq/cat1/basic5.php
それでは、あらためてお尋ねしますね。
お子さんについて、妊娠や出産について、そして子育てについて。
あなたはどのようにお考えでしょうか?
現在の日本では婚姻年齢が上がり、妊活高齢化が進んでいます。
30代後半、40代からの妊活が普通になってきています。
実際に妊娠可能な時間が限られてくるなか、どれだけ効率的な妊活ができるかが鍵になります。
できることなら、なるべく早く産んで子育てをスタートしたいところですよね。
生まれてきたお子さんが成長して成人する頃には、あなたは何歳になっているでしょう?
成人といっても、ご自身のことを思い返していただいて、実際に子どもが独り立ちできるのは何歳頃でしょうか?
イメージできますか?
さかのぼって、いつくらいには子育てを始めなきゃというのが計算できますよね。
経済的な面も含めて、かなりシビアな現実かと思います。
妊活高齢化は進んでも、越えられない壁というのはあります。
そこで、本格的な妊活を始める前に考えていただきたいことはこちらです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
あなたは、ご自分の子どもを産みたいのですか?
それとも、ご自分の子どもとして育てたいのですか?
「妊娠して出産したい」
「ご自分とパートナーの方の遺伝子を受け継いだ子がほしい。顔が見たい」
「血のつながりが何よりも大事、無いと育てる自信が持てない」
このように考えて妊活を希望する女性は非常に多いと思います。
女性として生まれたから妊娠、出産は経験すべき、という強い思いもあるかもしれません。
でも、よくよく考えてみたら、「私は子育てをしたいんだ」 と気づく方もいらっしゃるんです。
そうした方のために、血のつながりはなくても実子として迎えられる公的な制度があります。
【厚生労働省】
「「特別養子縁組」とは、子どもの福祉の増進を図るために、養子となるお子さんの実親(生みの親)との法的な親子関係を解消し、実の子と同じ親子関係を結ぶ制度」
血縁関係がない子どもとのあいだに“法律上の親子関係”を結ぶ通常の養子縁組とは違い、戸籍上も実の親子となるのが特別養子縁組です。
※注)「普通養子縁組」は実親との親子関係を存続したまま養親と親子関係を作ります。戸籍上「養子または養女」と記載されます。
「特別養子縁組」では生みの親との親子関係を断ち、育ての親と新しい親子関係を作ります。戸籍上「長男または長女」と記載されます。
血がつながってなくても実子として育てることができるのですが、縁組が成立するまでには決まり事もたくさんあります。
仲介する団体によって年齢制限などもありますし、研修も受けなければなりません。
思い立ったらすぐに養子を迎えられるわけではありません。
どうしても子どもがほしくて不妊治療不妊治療をとことんやったけど結果が出ずに泣く泣く妊活卒業した方が、そこから検討を始めて養子縁組に踏み切るのでは間に合わないこともあるのです。
養子縁組でお子さんを迎える方向にシフトするのも、なるべく早い段階で結論を出したいところです。
そのために、妊活をスタートするタイミングで一度でも考えてみることをお勧めします。
特別養子縁組は血のつながりは無くても生涯にわたって親子関係を結び、子どもも親も幸せになること、子育てを通して自分自身も成長したいと考える方にお勧めできる選択肢です。
その選択肢もオープンにしておきたい方は、どのタイミングで? ということも前向きに考えてみてくださいね。
例えば、「〇×歳までは不妊治療をがんばって、もし無理だったら特別養子縁組の可能性を探ろう」 というような青写真ですね。
どちらの道に向かっても、あなたに幸せになっていただきたいから。。。
幸せのカタチは決して1つではありませんよ!
これから妊活を始める方も、なかなかうまくいかずにお悩みの方も、ご相談くださいね(^^)/
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