いつ産みますか?

女性にとって妊娠出産は人生設計のなかでも大きなマイルストーンですよね。

晩婚化で第一子出産年齢も上がり、女性が一生で出産する子どもの人数=合計特殊出生率が下がって少子化の歯止めがきかなくなったと言われて久しいです。

戦後、日本の社会経済が発展して安定し、女性の進学率が上がって社会進出が進みました。
それは素晴らしいことです。

ところが1986年に男女雇用均等法が施行されてからの第一世代の女性たちは男性“並み”の労働を期待され、強いられた結果、結婚や妊娠出産よりキャリアを優先せざるを得ませんでした。

そしてバブル崩壊後の氷河期世代は学歴をつけて社会に出たら就職困難という時代背景に飲み込まれました。

その間、30代後半~40代の初婚、妊活、不妊治療、という流れが完全にできてしまったのです。

それまで誰も知らされなかった卵子の老化が初めて認識されるようになり、不妊治療を経て生まれる子どもが激増しました。

 

では、時は進み、現在はどうなっているのかという話です。

上記のような流れで全国に不妊治療専門クリニックが爆誕して、海外からも患者が押し寄せるような状況になっていましたが、年数を経て変化が訪れました。

高齢で不妊治療にチャレンジし、高齢出産・子育てで苦労している先輩たちを見てきた一世代下の層は意識が変わってきたようです。

高齢で家族を持ち、仕事を続けることのたいへんさを認識し、せめて第一子出産までは早い段階で済ませたほうが楽だと考えるようになったようです。

働き方改革が推奨され、独身やDINKSでがむしゃらに働くよりも夫婦でワークライフバランスを保って堅実に生きることを選択するのが今の若い方たちです。

もちろん、企業では育休や時短勤務などの子育て支援のしくみ、保育施設、再就職支援制度なども徐々に整ってきました。
社会全体として共働きへの意識や理解が浸透してきたのも事実ですね。

大きなきっかけになったのはコロナ禍でした。

コロナ禍でリモートワークが定着し、男性も女性も、在宅勤務で家事や子育ても両立させるチャンスに恵まれたのです。

5類化でテレワークが消えつつはありますが、以前よりも融通がきくようになったので、妊活や子育てには有利になったという声はよく聞きます。

また、不妊治療の保険適用も大きな変化でしたね。
不妊治療は高額な自費治療が負担でしたが、保険診療でより若い世代が治療を受けられるようになったと言えます。

年齢が若いほど早く結果が出やすいということもありますし…

 

そうした条件の積み重ねによって、最近はなるべく早く子どもを産んだほうがキャリアにも人生設計のためにも得という気運が高まってきているようです。

伝統的な家父長制度は廃れ、経済的にも男女共働きで互いに家事子育てを分担して、という流れに沿うように、計画的に早めの出産を希望する人たちが増えてきているようなんです。

もちろん、第2子、第3子の出産に結びつかなければ少子化に歯止めはきかないでしょうし、まだまだ課題は山積みだと思います。

子育て中の時短勤務や育休制度が充実しても、職場は人手不足が解消されずに周囲への負担が増大していることなども解消されないといけませんよね。

今後はそうした問題を解決していかないとですね。

 

子育てにはお金がかかります。

物価高騰もあり、これからますますワーキングマザーが増えるはずですよね。

まだまだやるべきことが山積していますが、時代とともに少しずつでも働く女性をとりまく環境が変化してきているのはよい傾向だと思います。

仕事と子育てや家事を両立させるのは容易ではありません。
とても体力が必要とされるハードワークです。

だからこそ、未来のために妊活にチャレンジしたい方の健康と身体づくりのために、鍼灸師として、不妊カウンセラーとして、サポートさせていただきます

いつでもご相談くださいね(^^)/

 

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