ビタミンDで骨を強化したら妊娠力アップ!

ほとんどの方が複数のサプリメントを毎日摂っていらっしゃるかと思います。

葉酸やビタミンB群、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、鉄、亜鉛、などのミックスが多いでしょうか。

どんなサプリにしても、容量はしっかりチェックするようにしてくださいね。
いろいろ重ねて飲みすぎると1日の耐用上限量を越えてしまうことがありますので注意が必要です。

ビタミンCのようにたくさん摂ってもどんどん排泄されてしまうものならいいのですが、脂溶性のものを過剰摂取すると健康障害が出ます

サプリは薬じゃないからと軽視せずに容量は守ってくださいね!

飲んだらすべて身体にすべて吸収されるわけでもありませんから。

食品から栄養素を取る場合は摂り過ぎになるリスクはほとんどないので安全なんです。

とはいえ、偏食があったり外食が多かったり、現代人の栄養状態はあまり万全とはいえず、足りないものはサプリの力を借りることも大事です。
とくに妊活中、妊娠中は。

そして、現代女性はとくに“美白”が優先で、徹底的に紫外線をブロックされます。

化粧品はもちろん、衣服もUV効果があるものが出てきてますし、日傘や腕カバーなどで完全に紫外線はシャットアウトです。

人間の皮膚にはプロビタミンD3というものが存在し、それが紫外線に当たることで生成される物質からビタミンD3ができるのです。

ですので、肌が紫外線にあたる機会が無いとビタミンDが取り入れられないのです。

ここでビタミンDの働きについて説明しておくと、骨格や歯の発育促進や血中カルシウム濃度の調節に関わっています。

ビタミンDの欠如で低カルシウム血症となり、骨が軟化します。
骨量の低下は骨粗しょう症を招き、骨折のリスクが高まります。

ということで「ビタミンDは骨のビタミン」と認識されることが多いのですが、他にも神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行う働きも担っています。

妊活中の方に知っていただきたいのは、ビタミンDは骨形成だけではなく、着床、卵巣機能や妊娠後の流産とも関与しているということです。

ビタミンDが不足することによって着床率が低くなり、流産率が高まること、妊娠中の合併症(習慣流産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病など)の発症リスク上昇、そして免疫寛容との関連性が指摘されているのです。

日本では自然な日光のもとで通常の生活をしていればビタミンD不足になることはないはずなんですが、近年の皮膚がん予防も含めた紫外線予防や美白願望などで極端に日光遮断、またビタミンD含有量の多い魚介類の摂取不足によって、ビタミンD不足は深刻なようです。

1日10分ほどでも日光を浴びること、しいたけなどのきのこ類を食べることを心がけてみることもおすすめです。

シミが怖い方は手のひら・足裏を日に当てるのも有効ですよ!(シミができませんから)

しいたけにはプロビタミンD2が含まれ、体内でビタミンD2が生成されるのです。
生しいたけを日干しして、炒め物などで油と一緒に食べるのが吸収率が上がって有効です!

最終的には、日に当たるのが難しいインドア派、しいたけも苦手な方は、サプリに助けてもらうしかありません。

その際は、何度も言いますが容量を守って上手にサプリとつきあい、安心安全、そして効果的な妊活を意識してくださいね(^^)/

(厚労省により成人女性のVD耐容上限量は100㎍/日と定められています。食事で摂取する目安は5.5㎍/日です)

 

その他栄養面のアドバイスも不妊カウンセラーにお任せください!

鍼灸師として東洋医学の知識を補足しますと、「骨」は“腎”との関わりがあります。

“腎”は生殖や人間の発育、成長をつかさどっていますから、妊活には一番重要と言ってもいいでしょう。

骨が弱るのは“腎”の力も弱っていることを意味しますので、全力で守りたいところです。

骨とともに“腎”の力を養って、妊娠する力を強化していきましょうね(^^)/

最後に不妊鍼灸のポイントを付け加えました!

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