コロナウイルス流行下の妊活は?
パンデミックの影響で落ち着かない毎日が続きます。
いつまで続くのか、これからどうなるのか、誰にもわからないもどかしさに不安がMAXに!
最初の頃は遠い世界の話のように見ていましたが、すぐ近くまで迫ってきている気配を感じます。
自分自身や家族の感染を予防すること、そして人にうつさないことが最優先です。
「NO3密」、意識していますか?
そしてウイルス感染拡大を防ぐ行動とともに自分自身の心と身体の健康を守ることも大切です。
ウイルス感染以前に他の病気で倒れてしまってはいけませんよね。
上手にストレスを発散し、メンタルを健やかにキープすることが免疫力を維持することにもつながりますよ。
このような状況下で、妊活は続けていけるのでしょうか?!
そんな心配の声も聞こえてきます。
今は自分の楽しみや経済活動、夢の実現などは優先度が低くなるのは仕方がないです。
とはいえベビ待ちカップルにとって妊活は最優先の位置づけです。
でも、こんな時に?という戸惑いもあるかと思います。
4月1日に一般社団法人 日本生殖医学会より、不妊治療の延期を奨励する声明が出されました。
期限としては「国内での COVID-19 感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使用できる COVID-19 予防薬や治療薬が開発されるまで」ということです。
そうなると、実際にはかなり先になる見通しだと考えざるを得ません。
「既に調節卵巣刺激を開始し採卵を予定している患者さんについては、胚凍結の上で上記の状況を踏まえて胚移植時期を検討。胚移植を予定している患者さんについても同様の検討を」
「人工授精、体外受精・胚移植、生殖外科手術などの治療に関しては、延期が可能なものについては延期を考慮」とのことです。
これは衝撃ですよね!!!
いつになったら終結するのかわからないですし、年齢的な焦りもあって、私の妊活はどうなるの?! と大きなショックを受けた方もたくさんいらっしゃるでしょう。
あくまでも“奨励”ということなので、実際には各クリニックによってそれぞれの条件・事情を鑑みての個別対応がなされるようです。
絶望的な話ではないということですね。
ただ、まだ余裕がある方は受精卵の凍結保存を行い、胚移植は先送りする方向で対応ということになるでしょう。
妊娠後にリスクがあることは否定できませんので、ドクターとよくご相談いただいて、決断していただければと思います。
それでも元々の計画通りにいかないことに意気消沈される方は少なくないですよね。
なんでこんな大切な時に…
辛いですよね。
こんなふうに考えられませんか?
コロナ・ショックのマイナス面ばかりにフォーカスするのではなく、思い切って身体づくりの機会にするのです。
とくに男性は仕事やお付き合いが忙しくて普段は身体づくりに参加しにくいところがありますから、これはチャンスかもしれません!
女性のみなさんも、習い事や女子会などを自粛して自宅で過ごす時間が増えていると思います。
お二人で暴飲暴食や夜更かしを避け、規則正しいヘルシーな生活に切り替えるのです。
ご夫婦の時間を確保できるのですから、これはチャンスですよね♪
会話の時間もたっぷりありますし、お互いの思いをゆっくり受け止めながら、お二人の未来について、コロナ後の妊活について、作戦会議をしてみてはいかがでしょうか。
体外受精や人工授精に挑戦していた方々も、終息したらステップダウンしてみるのもアリなんですよ。
生活改善で身体の条件が整えば自然妊娠の可能性も上がるはずです。
海外ではロックダウンという厳しい状況となってきています。日本でもあり得ないことではないです。
誰にとっても大きく意識や行動を変えていく時期が来ているのかもしれません。
コロナのせいで悲観的・絶望的になって過ごすより、少しでも前向きに有意義な時間に変えることができるかどうかは、それぞれの意識次第だと思います。
未来が予測できないのは今が初めてというわけではありません。
今年がだめなら来年がある!
未来に向けて。来年に向けて。
今できることをやっていきませんか(^^)/
妊活中の方を応援しています!!
お悩みの方はいつでもご相談くださいね。