不妊治療の味方をつける?

孤軍奮闘されているベビ待ちさん。
自然妊娠を目指す気持ちはよくわかります。
でも、どこまで自然にこだわっていいのか、考えてみたことがありますか?
たった一人で妊活することほど辛いものはありません。
今まで一人でダメだったのなら、「味方」をつけてみませんか?


「そのうち自然にできるよ」と夫が言うので、
病院での積極的な治療はできない、と諦めていらっしゃる女性が少なくありません。
ほんとうに、それでいいのでしょうか?
女性にはタイムリミットがありますね。
卵子の老化を考えると、生理がある限り妊娠出産できる、とは
言い難いですよね。
閉経するまでに「そのうち」が来なかったら、どうしたらいいのでしょう?
そもそも、すでに私たちの暮らし自体が自然からかけ離れているのに
(衣食住すべてにおいて)、
なぜそこだけ「自然」にこだわらなければならないのでしょうか。
スマホも無い、電気も水道も無い、完全に自給自足の暮らしを
しているのならまだしも。
「自然」を重視するなら、そんなところに移住したほうがいいのでは?
日本ではなかなか見つかりませんけれども。
日々の生活も生業も、できるだけ「自然派」で、
病気も妊娠出産も、すべて自然のありのままで、
という徹底した考え方の方も、確かにいらっしゃることでしょう。
でも、現代においては、それを貫くほうが難しいくらいです。
文明の利器やシステムの恩恵で生きている現代人ですから、
そこだけ「自然派」を望むのは何故? と思います。
確かに生命の神秘、というのはあるでしょう。
それが「自然」というなら、この世に生まれてくる時だけに
限定することが疑問です。
病気にかかって危険な状態になっても医療の介入を拒否するでしょうか?
「自然志向」の方は、ぜひそこを考えてみてくださいね。
人工的な医療介入が絶対だ、ということではありません。
拒否するのはもったいない、ということなのです。
進化した生殖医療という味方を得て、かつてなら絶望的だった
不妊カップルも我が子を胸に抱くことができるようになりました。
それは科学や医療の発展の恩恵です。
病気にかかったら諦めるしかなかった昔とは違うのと同じように。
ひょっとしたら、病院にかかるのが不安、怖い、ということもあるかもしれません。
医療不信、もあるでしょう。
あるいは、男性としてのプライド・沽券が許さない、ということも。
もったいないです。
そのためにご夫婦が親になる可能性を放棄されるのでしょうか。
ご自分だけでなく、パートナーの方の夢や人生設計も。
病院や生殖医療自体を胡散臭いと敵視するのではなく、
味方として見てはいかがでしょう?

逃げるのでも、敵対するのでもなく、
自分たちの味方にしてしまうのが一番”得”ですよ!
見方、考え方次第だと思います。
その点、女性のほうが割り切っていらっしゃることが多いですね。
自力ではできないんだったら助けてもらおう、という感じです。
それでも全面的に頼りきるのではなく、
足りないところを助けてもらう、と捉えるのがいいですね。
あくまでも妊娠するのはご自分なのですから。
こちらも、味方につける感覚で、主体はあくまでもご自身です。
それを忘れないでくださいね(^^)/
また、同じ医療機関で治療を続けても結果が出ない場合、
転院することをためらわないようにしたいです。
せっかく信頼関係を築いてきたということで、律儀な方や、
遠慮深い方は転院を躊躇されることが多いのです。
病院側は慣れていますので、そこはご自分の時間や可能性を優先しましょう。
長年同一クリニックで体外受精を続けてきた方に別の病院をお勧めしたところ
勇気を出して転院され、1回目の体外受精で成功された方もおられます。
家や職場に近いから、遅い時間までやっているから、
ずっとお世話になっているから、といった理由で
縛られないようにしてみてください。
あなたに合ったクリニックは別にあるのかもしれませんよ。
そして、味方は多いほうがいいですので、
不妊治療専門の鍼灸師、そして不妊カウンセラーとして、
あなたのお手伝いをさせていただきますよ。
転院のご相談もさせていただいています。
いつでもご相談くださいね。

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