もう夏バテ?
史上最速の梅雨明けのせいで6月末から真夏です。
早くも連日猛暑日が記録され、熱中症アラートが発表されるようになりました。
本来ならあと2、3週間は梅雨のはずだったんですけれども…
梅雨も嫌ですが、早すぎる梅雨明けはもっときついですよね。
これから3ヵ月は猛暑が続きそうです。
頭が痛いですね!
ここで熱中症について簡単に説明します。
かつては日射病とか熱射病と言われていましたよね。
強い直射日光に長くあたると日射病になる。
屋内外を問わず高温多湿な環境に長くいると熱射病になる。
これが昔の定義でした。
高温や高熱に長時間さらされたために体温調節がうまくいかなくなって急に高熱が出たり、意識不明におちいったりする病気は、2000年からすべて熱中症に統一されたのです。
Ⅰ度(軽症)、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ度(重症)と段階があります。
熱中症は重症になると亡くなることもある怖い病気です!
栄養不足・寝不足はリスクとなりますから、若くても発症します。
また加齢のせいで温度や渇きに気づきにくくなるので、より危険になります。
すでに命にかかわるような猛暑の長い夏が始まっていますので、熱中症予防は必要不可欠です!
熱中症の対策は優先課題として、もう一つ、夏バテについても確認しておきたいです。
夏バテなんて、昔はもっと遅く、お盆過ぎた頃から出てくるものだったのですが、もう心配しないといけないなんて。
そもそも夏バテとは、夏の暑さで自律神経が乱れて起きる症状の数々をひっくるめて呼ぶもので正式な病気の名称ではありません。
食欲が無くなったり、身体のだるさや疲労感が取れない、ひどくなると頭痛やめまい、吐き気なども出てきます。
誰でも経験がありませんか?
夏の終わりに疲れが出て、というところでしょうか。
近年では早くから高温多湿の猛暑が始まるので、屋内ではエアコンをきかせて温度差が大きくなっています。
屋内外を何度も行き来するため、調節機能である自律神経が乱れてしまうんですよね。
自律神経は全身すべての機能の調節に関わっていますよ。
どんな環境でも体温や呼吸、消化、血流などの機能がコントロールされているのは自律神経のおかげです。
夏はその自律神経が乱れる原因がたくさんあります。
★湿度が高くて汗が蒸発しにくくなり、体温調節ができなくなります。
★冷たいものを摂りすぎて胃腸が冷え、食欲が減退してしまいます。
★発汗が過剰だったり水分補給が足りず、脱水やミネラルが不足します。
★熱帯夜のせいで寝苦しく、寝不足が続きます。
東洋医学では夏バテのことを「疰夏(しゅか)」とか「注夏(ちゅうか)」と言います。
湿邪のせいで脾が弱ってしまい、消化機能が落ち、エネルギーや水分の不足で全身の症状につながると考えます。
ですから、まずは脾臓の力を取り戻し、胃腸の働きを改善するのが肝心なのです。
食欲が落ちて食べれなかったり、食べてもちゃんと消化できなかったりすると、いい気を取り入れることもできなくなりますからね。
人は気が不足することなく、ちゃんと流れてこそ、全身がうまく機能して健康でいられるのですから。
夏バテは1日で発症するわけではありません。
熱中症なら短時間でも可能性がありますよ。
でも、夏の不調を我慢したり放置したりすることで積もり積もって夏バテに発展してしまいます。
つまり夏バテも予防することはできるのです。
夏バテも、熱中症も、どちらもまずは胃腸を守ることから予防は始まりますよ!
暴飲暴食、冷飲食を控え、胃腸に優しい生活習慣を守って夏バテ知らずの夏を過ごしてくださいね(^^)/
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