花粉症対策は1日にしてならず
春は厳しい冬の寒さから解放されるので嬉しい季節ですよね♪
日本では新年度の始まりと重なってフレッシュな風が吹き、ワクワクしてきます。
東洋医学では立春から1年が始まると考えるので、春=新年の期待感が高まります。
とはいえ、誰にとっても歓迎する季節ではないことは確かです。
だって花粉が飛ぶから・・・
花粉症持ちの方には辛い季節ですよね。
1年を通して何かしらの花粉が飛びますし、ハウスダストなど季節を問わずアレルギー症状が出やすい方は多いですね。
それでも春のスギやヒノキの花粉症の方が一番多いように見えます。
(テレビのコマーシャルも目立ちます)
花粉症の代表的な症状として「鼻水」が挙げられます。
くしゃみを連発して、水のようなサラサラの鼻水がダーッと流れる、みたいな症状ですよね。
今は常にマスクをしているから助かる面もあります。
以前は下を向くと鼻水がポタッと落ちる事故が多発していたんですよね。
このように、無理やりにでも余った水分を鼻水として排出しようとするのが“水毒”型の花粉症です。
水分の摂りすぎ、または排水がうまくいかない方に起きやすいんです。
身体を浄化するために水をたくさん飲んだほうがよいという健康法が流行り、1日に2Lもガブガブ飲んでいる方がいらっしゃいますよね。
日本ではそれをすると、よほど水分を排出する力が強くないと“水毒”が溜まる一方ですよ。
朝起きたら顔がむくんでいませんか?
足もむくんで冷えていませんか?
疲れやすかったり、頭が重いとか、めまいや立ちくらみがしませんか?
女性であればおりものが多いとか、湿疹が出やすくないですか?
鼻水だけでなく、寝てるあいだによだれが出たり?
こうした症状に心当たりがある方は、水分を摂取しても代謝や排出の機能がうまく働かず身体の中に溜まって“水滞”を起こし、それが“水毒”になっています。
東洋医学では何事もバランス重視なので、まずは手始めに水分の摂りすぎをやめてみましょう。
激しいスポーツで大量の汗をかく人は別として、日本で普通の生活を送る限りは、(真夏以外は)水分摂取を控えめにするのが無難です。
また、冷たい物も“水滞”を起こしやすいので、できるだけ温かい食事や飲み物を心がけ、シャワーよりも湯舟につかって身体を温めるのを習慣にしてくださいね。
夏でも水分摂取は常温以上が基本ですから。
大量に一気飲みせずに、少しずつを心がけてくださいね。
これだけでもかなり違うのですが、それでもまだ足りない方は、利尿作用の強い食べ物やお茶を積極的に摂ることをおすすめします。
花粉に負けない水はけのよい身体をつくりましょう。
なお、残念ながら、こうした“水毒”対策法は花粉症発症の直前や真っ只中で始めても、ちょっともう間に合わないのです。
次の花粉シーズンを快適に過ごすために、今から始めてください!
身体はすぐには変わりません。
体質改善のためには、毎日の積み重ねが大切なんです。
焦らず、辛抱強く、今日から体質改善に向かって、水はけのよい身体づくりをしていきましょう(^^)/
でも今すぐできることは何もないの?!
花粉症を悪化させないための対策ならできますよ!
水分を摂りすぎないことはもちろんですが、甘いもの、お酒、唐辛子などのスパイス類をやめて、たっぷり睡眠を取ること。
身体を冷やさず、ストレスをためず、心身を労わりましょう。
そして、できれば体質に合った漢方薬を。
東洋医学的な体質判断が必要です。
ご相談はいつでも受け付けていますよ~(^^)
なお、ヒノキの花粉症はスギよりもキツイ症状が出ることが多いですよね。
そのあたりもまた次回にお話ししたいと思います。
乞うご期待!!
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