今度こそ！と挑んだものの、失敗に終わったときの落ち込み、
どうしたらいいのでしょうか。
期待を裏切られたときのショックや悲しみ、痛手は相当です。
だからといって、へこんでばかりもいられないのが妊活。
どうしたら早く乗り越えられるのか、気になるところですね。

不妊治療で失敗を何度も繰り返すと、心が麻痺してしまう
ような感覚になりますが、何も感じていないわけではないですよね。
気にしないふりをしているだけのようなところ、ありませんか。
何度もクリニックに通って注射を受けたり、
あるいは自分で自分に注射したり、
仕事や家事のやりくりをしたり、
食べ物・飲み物を工夫したり、
温活や睡眠時間の確保に留意したり、
夫とケンカして仲直りしてを何度も繰り返したり、
それこそ１回何十万というお金をかけたり、
インプットした時間や労力、お金が大きければ大きいほど、
心のダメージが大きくなります。
１回で成功できたらそれが理想、大助かりですが、
実際にはそんなに甘くないのが不妊治療です。
長い治療歴の末に授かった方々も非常に多いので、
妊娠はがんばった結果なんだから、と自分に言い聞かせてみたり。
とはいえ、がんばったらがんばっただけ、比例していい結果が出るとは
限らないのが不妊治療ということも、頭のどこかに置いておかないと
いけないですよね。
なかなかタフな道だと思います、不妊治療って…
大きなストレスは身体にもダメージを与えるというし、
振れ幅をできるだけ最小限にするにはどうしたらいいでしょう？
一番大事なことは「流されないこと」だと思います。
典型的なのがネットのクチコミ情報ですが、
いろんな人がいろんなことを書き込んでいます。
その人たちはみな経験者であっても、自分とはまったく違う身体の人たちなのですから、
ある人がイイと言ってもあなたにイイとは限りません。
悪いとも限りません。
言う人言う人、バラバラな意見に左右されないようにしたいものです。
「これで妊娠した！」という魅力的な響きのノウハウを、
片っ端から実践していって、その度に撃沈して落ち込まなくていいのです。
だってある意味、当たり前なんです。身体が違うから。
また、同一人物であるあなたの身体のなかで育つ卵たちでも、
すべて同一の卵ではありませんから、
前と同じ治療をしても、同じ結果が出るとは限りませんし、
前うまくいかなかった治療が、次はうまくいく可能性だってあります。
薬は同じでも効果の具合は均一ではないということです。
統計も、ビッグデータの集計結果でしかありません。
あなたの１つ１つの卵が統計と同じ結果になるわけではありませんので
参考にはしても、統計や数字に左右されないようにしたいです。
数値で命は表せないところがあるのを理解しておきましょう。
まずは人に左右されない、つまり自分をしっかり保つことが大事だと思うのです。
自分を信じずに、他人の言うことを信じるのは、時間がもったいないことです。
正しい知識を得ることは大切ですが、かといって知識を集めることに
膨大な時間やエネルギーを投資するより、自分を信じて前に進むことが大事です。
時間をかけて迷い続けるより、早めに自分なりの納得できる決着をつけて、
前を向いていきましょう。
納得して進んだ選択の結果がだめだったとしても、
たまたま万全な卵ではなかったからなのかもしれないのですから、
すべてあなたの選択のせいではないのです。
どんなに健康な人でも、すべて完璧な卵子ばかりではありません。
そして、高齢でも、卵子が少ない方でも、すべてが悪い卵ばかりではありません。
毎回どの卵が出てくるかは、その選択はそれこそ神のみぞ知ることです。
どんなに人間の英知を尽くしてもかなわない領域なので、
どんな結果になっても観念するしかありません。
ですが、いい卵にあたる確率を少しでも上げる努力は、
どんな結果になるとしても、地道にやっておくのが◎です。
努力の末にうまくいかなかったとしても（それもありえるのが妊活）、
確率を自ら上げたうえでの結果ですから、卑下することはありません。
とはいえ、自分でプラスになることを何もしなかったとき、
またはマイナスになることをやめなかったとき、後悔が残ってしまいます。
そんな後悔のモトとなることを何とかするべきではないかということになります。
卵子の老化に抵抗する、時間との闘いの要素もある妊活です。
あなたの貴重な時間やエネルギーなどのリソースを、
もったいない使い方で消耗するのはやめて、できるだけ有効に、
納得のいく妊活に使っていきませんか？
もったいない理由で落ち込んでるよりも、もっといい時間の使い方、しましょう。
その取っ掛かりは、自分を信じることですよ(^^)/
ご自分の感性、そして力を信じてくださいね。