どうやって決断する? 不妊治療のやめどき

不妊治療のやめどきって、難しいですよね。
「やめる」決断には何が必要なのでしょうか。
心身にかかる負担増のうえに冷静な判断力、決断力、勇気、そして諦め。
ひょっとしたら経済的な理由も大きな一因になるかもしれません。
みなさん、どうやって決意しているのでしょうか?


不妊治療の負担、とくに女性への負担は相当なものです。
治療のステージにもよると思いますが、肉体的にも、精神的にも、
各人それぞれ条件の違いはあっても共通のしんどさがあります。
それはつまり、辛いのはあなただけではない、ということなのですが、
あなたにしかわからない辛さもあるというのも事実です。
不妊治療というのは努力が結果に正比例する類のタスクではないため、
不確かさを前提に努力を強いられるのがストレスの元になります。
自分自身の身体とはいえ医学的なことになると知らないことばかりで、
治療を受けることで必ず効果が出るのか、どんな影響が出るのか...
わからないことでいっぱいです。
そもそも、一番最適な治療を受けているのかどうか確信を持てない。
医師を信じるしかないのです。
「ほんとうに、このままでいいの?」
将来の不安も含めて、漠然とした疑問を誰に相談したらいいのかも
わからない、という不安や恐れ、悩みを持て余している、
というのがよくお聞きするご相談です。
まずは、あなたの悩みを心の奥底にしまい込まず、
表に出してみましょう。

何を負担と感じているのでしょう。
何に不安を感じているのでしょう。
一度初心に帰ってみましょう。
妊活を始めた頃、どんな気持ちだったでしょうか?
それから時が経ち、今はどんな気持ちですか?
突き詰めていくと、あなたはどうして子どもがほしいのでしょうか。
あなたはほんとうに子どもがほしいのですか?
夫が、母(義母)が、ですか?
老後のため、世間体、ですか?
子どもがいない「私」をどう感じますか?
子どもがいなければ何が問題なのでしょうか?
ご夫婦、お二人の生活についてはどうお考えですか?
もし、まだひっかかるところがたくさんある方は
もう少し時間をかけて結論を出したほうがよいかと思います。
時間が解決してくれることも多いのですが、
やれることはすべてやった、と納得するためには
もう少し努力が必要な方もいるかもしれませんね。
将来後悔しない、ということが殊の外大事なのです。
結果にかかわらず、やれることは全部やったという満足感が
得られるかどうかで違ってきます。
「あのとき、もっとやっておけばよかった」
これが将来とても辛くなります。
もちろん、全時間とエネルギー、全財産を投入して
空っぽになるまでやればいいというわけではありません。
あなた自身がここまでやったら十分という確信をもつことが肝心です。
ただ最中になると、なかなかその確信が持てなくなるものです。
だからこそ、最初に決めておくことをお勧めしています。
途中の方も、「何時何時まで」「あと何回」「○×歳の誕生日まで」
といった期限を設けることをお勧めします。
期限までにできることをやりきりましょう。
そして決断するために必要な情報はできるだけ集めてください。
選択肢が限られているなかでは決断もしにくいので、
判断材料が足りないと思われるのであれば、情報収集してくださいね。
「こうするしかなかった」のではなく、
「たくさん道があるなかで、あえてこうすることに」するのが
先に進むことを可能にする決断です。
心の内をオープンにすること。
必要な情報を得ること。
そのうえで、自分の気持ちを整理し、考えをまとめること。
これらのことを、あなたの状況を理解したうえで
お手伝いできる相談相手が必要であれば、
ぜひご指名ください。
不妊カウンセラーとしてご相談をお受けしています。
まだやれることがあるのか、もう十分なのか、
一緒にしっかりと評価していきましょう。
また、心の問題だけでなく、お身体のことであれば、
東洋医学的なアプローチで働きかけていきます。
心身ともにケア、サポートできるのが
鍼灸師・不妊カウンセラーならではですね(^^)/
いつでもご相談ください。⇒メールで相談!

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