なぜ2人目できないの?

晩婚化が進めば初産年齢も上がるのは当然です。
加齢により2人目は難しいというケースが増えています。
それでもこの子にきょうだいをつくってあげたいという思いですよね。
どうすれば夢がかなうのか考えてみましょう。


子どもを望むのに明確な理由なんていりません。
でも2人目がほしいのは「きょうだいを」「一人っ子にさせたくない」
という理由が強いですよね。
昔から子どもは2人以上と決めていた、イメージしていた方も。
ご自身にきょうだいがいる方が多いですね。
一人だと親亡き後たいへんだろうから、という親心も。
なかにはお子さんが弟や妹を切望するというのも
モチベーションになることがあります。
「どうしてうちには赤ちゃんがいないの?」と泣かれると・・・
ただ、子育ては1人でもたいへんです。
お仕事をされていても、専業主婦でも、楽ということは決してありません。
時間も労力も、余裕がないですよね。
そのなかで2人目を授かるための努力をされている方々、
なんとか望みがかないますように。
たくさんの2人目不妊の方々を見ていると、気づいたことがあります。
ちょっと厳しいと感じるかもしれませんが、
ココが問題! というところを挙げてみます。
1.過信と認識のズレ
 とくにお1人目はすぐに授かった方。あれから何年経過しているでしょう?
 その頃の身体と今の身体は違いますよ。
 出産時に出血が多かった方や、いわゆる産後の肥立ちがよくなかった方、
 授乳の問題など、女性の身体は大きく変化している可能性を認識しましょう。
 同じように簡単に妊娠できると思ってただ待っていると時間ばかり過ぎてしまいます。
 今の身体はどうなのか、病院でしっかり診てもらうことをおすすめします。
 
2.心身のゆるみ
 妊娠中または産後に大幅な体重増加があった方、そのままになっていませんか?
 肥満はホルモン分泌のアンバランスの原因となりやすいです。
 BMIを基準値以内(~25)に戻す努力をしましょう。
 お子さんペースの生活で完全に運動不足になっていたり、
 一緒におやつを食べる習慣がついていたり、何かと流されてしまいがちです。
 ちょっと心もカラダも引き締めていきましょう。
3.パパとママの夫婦関係
 お子さんが生まれると、ご夫婦はパパとママにシフトしてしまい、
 ”清い関係”になってしまうことがあります。
 お子さんと川の字で寝ていると、物理的に仕方がないこともあります。
 お互いに意識して夫婦の時間を確保しなければ、ずるずると続いてしまいますね。
 お子さんを預けて2人でデートや、旅行に行かれるのをおすすめします。
4.お子さんにかかりきり
 来院されているあいだ、お子さんの話オンリーの方がいらっしゃいます。
 お1人目のことだけで頭がいっぱいになり、他のことには目が行かないかのようです。
 子育ては奥が深いので楽しみやお悩みは理解できるのですが、
 フォーカスしすぎると次のお子さんのためのスペースがなくなります。
 ちょっとした心のゆとりづくりも大切ですよ。
5.こだわりとゆとり
 絶対に、何が何でも2人目がほしい方。お気持ちはわかりますが、
 お2人目であろうとも、子どもは授かりもの。
 こだわりが強すぎると心のゆとりがなくなります。
 仕事・家事・子育て・不妊治療、とどれも完璧にこなそうとがんばって、
 心身が疲れきっているのに、それでは妊娠するのが難しいです。
 身体づくりしていくことで、ゆとりが生まれて妊娠も近づきますよ!
いかがでしょう。
思い当たるところはありませんでしたか?
子育てを楽しみながら、自分のための時間を確保してください。
そのためにはご夫婦のコミュニケーションが必要ですし、
お二人のヴィジョンを明確にして協力体制を築いてくださいね。
すでに高齢出産を経てこられた方は、
できるだけ早くお身体の立て直しをしていきましょう。
まずは回復、そして妊娠しやすい身体づくりです。
あなたの2人目がほしい気持ちと身体を応援します(^^)/

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