健康志向の人たちのあいだで人気のウォーキング。
走るのはちょっと…という方にも取っつきやすいですね。
歩くくらいなら誰でもできるかな？ という気軽な感覚です。
でも、意外と全然歩いてない人も多いのですよ～！
とくに都会に住んでいると交通網の発達で歩く機会がなかったり
忙しすぎて時間がなかったり。。。

【歩く】という動作は人間にとって非常に自然な動きです。
車社会になって現代人は自分の脚で移動することが少なくなりました。
自動車や電車が運んでくれますし、電話やパソコンがあれば
遠くの人ともコミュニケーションが取れますし、
情報収集だってできます。
座ったまま頭ばかり使う生活が日常となってしまうと
やはりいろんな面でしわ寄せがくるのです。
重力に逆らって下から上へと心臓へ向けて血液を送るには
かなり筋肉の力が必要なんです。
膝から下の筋力が衰えたり、まったく動かさずにいると
長時間飛行機に乗り続けて起きるエコノミー症候群のように、
血流が極端に悪くなってしまいます。
下半身がむくんでパンパンになったり、血栓ができたり（これマズイです）
ということが起りやすいです。
デスクワークの方も、机の下で脚を常に動かすようにして
筋肉の収縮と弛緩を繰り返して、血行をよくしてあげないと、ですね。
アキレス腱を伸ばしたり縮めたり、足首をグルグル回すことで
少しは予防ができますよ！
でも、そんな地道な努力をしても、やっぱり足りない運動量。
身体を活性化させるために、適度な運動は欠かせません。
なにも、激しい運動をしなきゃいけないわけではなく
（活性酸素が増えて逆効果になることも）、
全身を動かし、心肺機能をアップする運動法が効果的なのです。
運動不足だけでなく、冷え、ストレス、ときには生活環境によっても
血流が悪くなって、卵巣や子宮に栄養が届けられないため
なかなか妊娠しづらい状態になっている方が多いのです。
骨盤内をはじめ、下半身全体の血のめぐりを改善することで
自然と妊娠しやすい状態になっていきますし、
体外受精などＡＲＴ（生殖補助医療）に挑戦されている方も、
より効果を高めることができるのですよ！
運動が苦手な方でもできる簡単で効率的な運動といえば
やっぱりウォーキングしかありません。
道具もいらないし、スニーカーさえあればいつでもできます。
ぜひ、少しずつやってみてくださいね！
最初は気軽に”お散歩”から始めましょうか。
万歩計をつけると、励みになってがんばれるようです。
どこに出かけるときも、歩数を稼ぐために歩いていくように
なるみたいですよ(*^。^*)
「今日は歩いてないな～」というのも数字でわかりますし、
そうなると１駅手前で電車を降りて歩いて帰ろうとか、
みなさん努力されてますよね～(^○^)
毎日１時間や２時間と時間を取ってウォーキングできない方は
短時間でも効果の出るやり方で続けてみませんか？
２０分か３０分あればできますから！
最初の１５分を速足で一気に歩くのです。
その後クールダウンを兼ねて、ゆっくりペースで時間が許す限り。
30分以内で終わっても一定の効果があります。
これなら毎日できそうではないですか？
ウォーキングは虚弱体質の方の体力づくりにも、
単なる運動不足と過食で肥満傾向の方にも、
ストレス満載で頭に血が上ってしまいがちな方にも、
みんなやってみる価値があるのです。
まさに、体質を選ばない運動法ですね(^_^)v
最後に東洋医学的な話です。
加齢のために腎（西洋医学の腎臓ではありません）の働きが
悪くなって気が上に昇っている方は、歩くことで気を降ろすことが
できるのです。
大事な下半身に気が疎かになれば、妊娠力はますます衰えるばかり。
ここが、なぜウォーキングが妊活に効果があるのかの鍵だと言えます。
ぜひあなたの妊活に取り入れてみてくださいね。
もっと細かく歩き方のアドバイスを希望される方は
いつでもお尋ねくださいね(^^)/