東洋医学で”守り”の不妊治療を!

東洋医学の不妊治療は”守り”の治療ですよ、
というお話を前回させていただきました。
今日はどうして”守り”なのかというお話をしていきますね。


◆古代中国で生まれた東洋医学◆
最初に東洋医学の歴史についてちょっと触れます。
東洋医学が生まれた古代中国では、西洋医学がまだ存在して
いませんでしたから、唯一の医学として人民の病や怪我を癒し、
健康に寄与してきたのです。
そうして何千年も経て発展してきた経験医学が東洋医学です。
いわば、何千年も人体実験を繰り返してきたようなものです(-_-)
もし効果がなければとっくに廃れてしまったはずですからね。
その中国で生まれた医学が日本に伝来し、
その後日本でも漢方医学として独自の発展を遂げました。
◆西洋・東洋医学の共通点◆
古代ですから、顕微鏡もレントゲンも何もなく、
あったのは人間を観察する力と叡智です。
もちろん、細胞もホルモンも発見されていませんでしたし。
確かに、ツボや気の存在は、西洋医学の観点からすると
眉唾かもしれません。
目に見えないですからね。
しかし、現代医学では常識となっている自律神経や
ホルモン系の働きなども、東洋医学のなかでは独自の解釈で
すべて網羅され明らかになっていると言っても過言ではありません。
違った視点から見ても、やっぱり人間の身体のしくみは
同一、真実は1つなんです。
古代中国の医学者たちの観察眼、恐るべし、です。
◆陰陽と五行◆
人間の身体の自律神経は”陰”と”陽”の働き、
ホルモンは”腎臓”の働きに相当するのです。
人間を「小宇宙」とみなす東洋医学では、
“陰陽”のバランスを取り、自然の摂理(=五行※)に則る
ことで健全な心身を保つことができると考えます。
ちょっと難しいですかね(^_^;)
勢いで五行のお話続けます。
妊娠にとって大事なホルモン分泌は”腎(臓)”がつかさどる
のですが、”腎”は五行で言うと”水”なのです。
水以外に、木(肝臓)、火(心臓)、土(脾臓)、金(肺)と、
5つのバランスを見て、水が他より弱くなっている状態のことを
“腎虚”と言います。
“腎虚”は「不妊」の一番大きな原因となります!!
なんといってもホルモンが足りない/分泌異常!
◆五行に従った治療とは◆
西洋医学だったら「足りないならホルモン自体を足してあげよう!
それ、注射だっ!!」となるところです。
でも、東洋医学だったらどうなるかというと、
「腎臓の力を助けて、自力でホルモン分泌ができるように
してあげようね~」となるのです。
どこからどうやって腎臓を助けるのかというと、
他の4つの臓から力をまわしてもらうのです。
腎臓の場合、肺から力を分けてもらうパターンや、
脾臓を抑え込む形で助けてもらうパターンになります。
要は5つの臓の力のバランスを調節するのです。
外から合成ホルモンやカンフル剤か何かを注入するということ
はなく、あくまでも「小宇宙」のなかで完結させるのですね。
ということから、刺激は少なく、身体にやさしい治療法
と言えるんですよ。
そうすることによって、自力でホルモンならホルモンを分泌
できるように助けるのです。
弱いところを自分で補い、守っていくのが東洋医学的治療法です。
身体全体を見てバランスの崩れの原因を探り、
過剰になっているところから弱っているところに
力を廻していきます。
だから副作用もなく、マイルドなんですよ。
というわけで、「守り」の不妊治療のゆえんを
理解していただけたでしょうか。
ちょっと話をかいつまみ過ぎてしまい、余計にわかりづらい
ところもあるかもしれません。
次回はもうちょっと詳しい説明をしていきますね。
※五行とは?
これも古代中国で生まれた自然哲学の理念です。
森羅万象を5つの要素(木・火・土・金・水)にふりわけ、
その関係性のなかで世界は動いていると考えます。
もちろん、人間の身体も五行を外れることはありません。
これこそ、「宇宙の法則」ですね。

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