春を元気に過ごすには?
今年は花粉の飛散量が例年よりだいぶ多い(10倍?)らしく、初めて花粉症を発症する方も出ているそうです。
花粉がいつもよりたくさん飛ぶ条件がそろったのですね…
(前年夏の気象条件などが関係するそうです)
関西では、スギ花粉は2月から始まって3月にピーク、その頃からヒノキ花粉が飛びはじめ、4月に再びピークとなり、5月にようやく花粉症シーズンが終息を迎えます。
スギ・ヒノキ両方に反応するロング・コースの方も少なくありませんよね!
西日本ではスギも多いながら比較的ヒノキの比率が高めだそうですが、関東や東北ではスギの木が森林の大部分を占めるそうです。
ですので、東京のほうが花粉症がひどいと言われるんですね。
北海道の花粉症は白樺が原因なんですよね。
地域によって飛ぶ花粉は違いますが、それぞれアレルゲンとして花粉症の原因となるようです。
スギの木は1950年代以降、戦後の木材需要に応えるため、拡大造林が国策となって人為的に植林されていきました。
その後輸入木材のほうが安価となり、国内のスギの木は伐採されなくなりました。
伐採するとお金がかかるので文字通り放置されているのです。
スギは樹齢20年を超えると花粉を付けはじめ、30年を超えると花粉の飛散量はピークとなります。
こうして日本では花粉症がまん延していったのです。
今では2人には1人が花粉症も言われ、国民病とまで呼ばれるようになりました。
子どもたちまでも重症の花粉症で苦しんでいますよね。
「昔は山の中に住んでいても花粉症なんて無かった。今どきのもんは軟弱だ、甘えだ、気のせいだ」 という年配の方が時々おられますが、花粉症は人災なのです。
以前はこんなにスギの木が多くなかったんです。
ここまで厄介になってしまった花粉症、ほんとうに対処に困ります。
花粉症の症状に効果的な抗ヒスタミン薬は飲むと眠くなったり、のどが渇いたり、便秘になったりと副作用も出ます。
今では眠気が抑えられ車の運転も可能な新しい薬もできてきましたが、効き目は個人差があるようです。
眠くなる薬を夜に服用し、症状がひどい時は朝に眠くならない薬と使い分ける方もおられます。
もっとひどくなると薬も効かなくなることがあるそうなんです。
なんとかそれは避けたいので、西洋薬だけに頼らず、自分でできる対処法も同時に実践していきたいですね。
花粉症は一度発症してしまったら一生治らないと思われていますが、実はそんなことはないんですよ。
ひどい症状が消えて、生活に支障がないくらいになれたら助かりますよね!
それには予防と対策が重要になってきますよ。
日常生活の対策編
1.マスクとメガネ着用(コンタクトは避けて)
2.帽子やナイロンなど化繊のアウターを
3.家に入る前に服の花粉を除去(はたかず、濡れタオルなどで押さえるのが効果的)
4.床掃除は掃除機よりも拭き掃除
5.洗濯物は部屋干し
そしてもっと大事な予防編
1.早寝早起き(睡眠不足は花粉症の敵)
2.栄養バランスのよう食事(とくに発酵食品)
3.砂糖、アルコールを控える
4.水分摂りすぎ、激辛も控える
5.ストレスをできるだけ回避
さらに症状を抑えたい方は漢方薬や鍼灸のご相談を試してみてください。
もちろん、東洋医学だけではすでに心もとない状況というのも実情です。
昔はここまでひどい花粉症は存在しなかったのですから。。。
いまや西洋医学だけ、東洋医学だけ、にこだわっていては間に合わないレベルの花粉症のまん延となっています。
できるだけのことを実践して立ち向かいましょう(^^)/
花粉症シーズンはまだまだ続きますよ~!
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