もっと上を目指す男の妊活!

前回、男性も不妊治療を「する」ものだ!!
というお話をしました。
「協力する」でも「理解を示す」でもなく、
「する」のです。
今や、未妊の原因は男女同率ですから、
女性だけがんばっても限界があります。


2人で一緒に、力を合わせてがんばってみましょうよ。
◆ピンと来ない方、これを聞いてどう感じますか?
「女性も不妊治療に協力するべきだ!」
「妻も不妊治療に参加してほしいなぁ」
「不妊治療に理解がある妻です」
普段、主語が「男性」や「夫」に対してよく言われるフレーズを
「女性」「妻」に入れ替えてみただけですよ。
「女性」や「妻」だったら、ん? と違和感がありませんか?
そんなの聞いたことないよねって感じませんでしたか?
上記のような言い方自体が「男性は主体ではない」という
前提があるということなんですよね。
自分のことなのに「協力」も「参加」も「理解」も
すべて”他人事”すぎなんです。
まず女性のみなさんから意識を変えましょう。
そして、夫のみなさんの意識を変革していきましょうね。
将来子育てを共に担っていくためにも、
今からが大切なんですよ~(^^)/
“不妊治療”は準備運動です。
◆というわけで、何から始めるのがいいのでしょうか。
現状では、女性のほうに先に問題が見つかることが多く
(先に検査を受けるから、というのが大きいですが)、
治療が先行するのが一般的です。
しかし男性も、女性のように詳しく検査してみたら
いろいろ見つかることもあるのではないでしょうか。
たいてい「まぁ、このぐらいの数値なら大丈夫でしょう」
と言われてお終いになりそうですが。
「(人工授精や体外受精であれば)なんとかなるでしょう」と。
ぎりぎりセーフよりも、
もっと上を目指してもいいのではないでしょうか?
◆男性の生活習慣は、果たして子どもに影響があるのでしょうか。
たとえば喫煙。
妊娠した女性が喫煙を続ければ、低体重など胎児には
明らかに悪影響が出るのがよく知られています。
そのため、女性は妊娠が判明したら、それまで吸っていたとしても
すぐに禁煙します。(例外があるのは悲しいことですが)
でも男性の場合「即行でやめる」というのは聞かないですね(^_^;)
ましてや、食事の内容に至っては、パートナーが妊娠したからといって
急激に何かを変えるということはないですよね。
妊娠後は「任務完了」?!
身体がダイレクトに赤ちゃんにつながっているわけではないので
そういうものなのかなぁ~とは思います。
ヨーロッパの研究結果でも、男親の生活習慣が生まれてくる子に
与える影響は少ないということがわかったそうです。
でも、カップルであれば、生活を共にしているわけですから、
似通った行動パターンやリズムなどを共有していませんか?
喫煙にしても、女性はやめたとしても、男性が吸い続ければ
受動喫煙の問題は避けられません。
副流煙ですね。
海を隔てた他国から飛んでくるものより、自宅に充満するPM2.5を
心配したほうがよさそうです。
赤ちゃんのためにできるだけヘルシーな食事をと思っても
それでは満足できない夫のために、別にもう一品用意しないと
いけないなんて、すごい手間ですよね。
仕方がないので夫の好みに合わせて食事を用意するという女性は
意外と多いのです。
睡眠サイクルだって似通っていますよね。
夜型が妊娠に良いわけはありません。
なので、男性の生活習慣も十分影響範囲内だと思うのです
◆他にもこんな研究結果があります。
男女を問わず、親世代に睡眠不足や何らかの睡眠障害があると、
子の将来の生殖能力に影響があるそうです。
能力というか、性欲に関わるそうなんですよ。
男児は性欲が弱く、女児は逆に強くなるとのこと。
近頃の「草食男子」「肉食女子」の原因は、
お父さん・お母さんの睡眠傾向にあったのかもしれません(?_?)
でもなんだか頷ける話です。
◆いろんなところで影響しあっている男と女。
「妊娠は女性のもの」と決めてしまうのが間違っているのです。
妊娠する前から、将来の自分のお子さんのことをイメージして
「自分のこと」として取り組みませんか。
一人で奮闘してストレスを溜めているばかりの女性のみなさん、
パートナーの男性にこのメルマガをプリントアウトして
読んでもらいましょうか。読むのを聞いてもらってもいいかも。
なんとか少しでも”協力”してもらうのではなく、
「自分のこと」と認識してもらうのが狙いです。
モチベーションの強さが違いますからね!
こんな記事も参考にしていただけますよ。
運動量とテレビ鑑賞と精子の質の関係ーアメリカの研究から

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