赤ちゃんを胸に抱くことを夢見て、多くの方々が日夜努力されて
いらっしゃることと思います。
さまざまなハードルや障害を乗り越え、ようやく陽性反応が…
おめでとうございます！！
でも、実はそこがゴールではないのですよね？
それからどうしたらいいのでしょう？！

間違えてはいけないところですが、妊活のゴールは陽性反応ではありません。
やっとのことでたどり着いたと思っても、
そこからまた数々のハードルが待っています。
妊娠することだけを目指していると、驚くこともありますよ！
実は、そこからスタートなんですから。
タイミング法の方は、予定日になっても生理が来ず、
体温も高いままであれば、すぐに市販の妊娠チェッカーを試してみますよね。
その結果で妊娠の可能性がわかります。
着床していれば妊娠ですが、まだ確実ではないですね。
クリニックでの不妊治療を受けていらっしゃる方は
“判定日”に受診することになります。
（フライングでチェッカーを使う方も多いですが）
それで検査を受けて、陽性反応が出るのです。
でも、この段階では厳密にはまだ妊娠確定とはいえない時期です。
病院では「それではまた一週間後に来てください」と言われます。
だいたい５週～から胎嚢が見え、６週～から心拍も確認できるように
なります。ただ個人差があるので、人によっては「また１週間後に」と
言われることがあるかもしれません。
着床した場所によって見えにくいこともあったり、
ひょっとしたら子宮外妊娠かも？　という心配もあったり、
最初の頃は気が気ではありませんね。
本来ならば期待と喜びが膨らむはずの知らせを受けたのに、
今までに無いくらいの不安と恐れで押しつぶされそうになる方も。
確かに、心拍が確認できるまでは安心しきれないところがあります。
化学流産が起きやすい頃だからです。
かつて経験されたことがある方ならなおさらですね。
ただ、ご存知の通り、初期の流産は染色体の問題のことが多く、
心配しても、絶対安静にしても、起きるときは起きるのです。
陽性反応が出ても、妊娠を維持できるかどうかは、
まだまだわからない時期だと覚悟するしかありません。
どちらかというと、心配のあまりに気血のめぐりが悪くなって
大切な時期なのに身体に悪影響が及ぶほうが怖いです。
どうせなら一生懸命がんばっている命を応援してあげませんか？
心配しすぎは邪魔をしているようなものなのですから…
まったく平常心で、というのは難しいのかもしれませんが、
せめて邪魔にならないように、明るい気持ちで過ごせるといいですね。
そのためにも、ほんわかできる映画や、お笑い番組なども
利用してみましょう。
没頭している間は、お腹の中を心配しなくても済みますよ！
それに、笑顔でいることで心身の環境はよりよくなりますから。
それが狙いの、ちょっと人為的な”応援”です。
陽性反応が出てからも鍼灸を受けていただいて大丈夫ですよ。
むしろ、リラックスして、身体のバランスも整えていければ
赤ちゃんの成長を後押しすることにつながります。
妊娠してからの【安胎治療】は東洋医学では常識です。
当院でも、多くの方が継続されています。
とくに心配性の方に喜んでいただけると思いますので、
「妊娠してからも鍼灸院」と覚えていてくださいね(^^)/
今まさに妊活中の方にとっては妊娠してからのことなんて遠いこと、
自分には関係ない、と思い込みがちなのですが、
努力が実って妊娠したときに慌てないために、
今から”その時”をイメージしておきましょう！
母になる準備の一環ですね(^^♪