空腹感は健康の印?

十代、二十代って、驚くほど食欲旺盛ですよね。

とくにスポーツをしている中高生の親御さんはたいへんですよ。
1升炊きの炊飯器がすぐ空になるとか聞きます。

部活までしていなくても、若者はよく食べるものです。

成長期だったり、運動量が多かったりしたら太りはしません。
もちろん基礎代謝だってかなり高いのですから。

人間が生きるために必要な最小限のエネルギー量のことを基礎代謝と言います。
エネルギー消費量全体のだいたい60%です。
(ほかに身体活動量、食事誘発性熱産生がありますが、一番大きい割合を占めます)

 

基礎代謝は男女差があり、年齢によっても違ってきます。
筋肉量が多い男性のほうが代謝は活発ですし、成長期は代謝が高まるからです。

人の一生でいうと、1日の消費量が一番多いのは男性で15~17歳、女性で12~14歳になります。
それ以降は下がっていきますよ←ココ大事!!

 

これって、何が言いたいかというと、上記のピーク時期と同じ食生活をずっと続けるとエネルギーが余ってきますから、徐々に身体に蓄積して体重は増加します。
そして「食べる量は変わらないのに太った!」 と不満顔に。

若い頃の食生活が完全に習慣となってしまい、その後もずっと続けてしまう人は多いです。
だって習慣ですから。

これくらいの時間に、これくらいの量を、これくらいの早さで、食べる。

無意識に、ルーチンとして続けてますよね。
人間の習性として、当然かと思います。

時々会食や飲み会で時間や量が変化することはありますが、寝込むほど体調が悪くなければ、習慣が変わることはないでしょう。

 

問題になるのは、若い時ほど基礎代謝もよくないし、運動量も減っているのに、同じ習慣を続けていること

カロリーオーバーで肥満するのはあたりまえですし、胃腸に負担がかかっていることに気づいてないのが大問題!!

空腹感というのは、「次の食事を消化する準備が整いました!」 という合図なんですよね。

でも、胃腸が疲れてくると消化活動がスムーズにいかなくて胃もたれしたり胸やけしたり、お腹が減らない現象が起きてきます。

ゲップやオナラがよく出るのもそのシグナルです。

食べ過ぎていませんか?!

 

ここでご注意いただきたいのは、人と比べて大食いなのか小食なのかではありません。

ご自身の“消化力”に見合った食べ方ができてるかどうかなんですよね。

胃は働きものなので、ご主人の期待に応えようと、入ってきた食べ物は文句も言わずにがんばって消化します。
どんどん熱を持って、どんどん働くのです。

だから「食べてもすぐお腹がすく!」 という状況になります。
その空腹感は健康な証拠ではありませんよ!

めちゃくちゃ暑がりの方!!

 

その調子でさらに食べまくって胃を酷使していくと、いつか胃がギブアップしてしまう時が来ます…

そうすると、胃もたれやお腹がすかない状態になるんです。

それでも「どうも胃の調子が悪いから」 と胃薬や整腸剤を飲んで、また同じ食習慣を続けます。

お腹が減らないのはお腹の中からのSOSですよ!

長年の酷使で弱って、胃腸は疲れきっています。
できるだけ負担を軽くして、休ませてあげましょう!

 

休ませるには、まずは消化のよいものを少量が基本ですが、食べる時間も無理してルーチン通りにしなくてもいいんです。

もちろん、体内時計をキープするには食べたり寝たりする時間を一定に保つのがよいのですが、時間だからといって空腹感もないのに無理やり食事を摂らなくていいんです。

様子をみて、1食抜くプチ断食もいいですし、次の食事時間までに確実にお腹がすくくらいに1食の量を減らしてみるのもおすすめです。
だいたい食後4時間くらい経つと胃がグゥ~ッと鳴りだすくらいがちょうどいいですよ!

みなさんお腹が鳴るのが恥ずかしいっとおっしゃいますが、鳴るのは健康な印、鳴らないほうが不健康なんですから。

そして、できるだけ食べる量は減らしたくないけど太りたくない、という方は筋力アップで基礎代謝を上げる努力を。
筋肉が多いほど基礎代謝は増えますからね。

それに、筋肉をつけるためには運動しないといけませんが、運動すればお腹も減り、ご飯も美味しく食べられるはずです。

空腹感は健康のバロメーター

食事の時間が来たから食べるのではなく、お腹が減るのを待ってみませんか?

 

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