防災で身体を守る!

阪神淡路大震災から30年の節目を迎えました。

思えば現代社会で初めての経験ともいえる都市型震災でしたよね。

実は私自身も兵庫県西宮市で被災しました。

個人的にも初めて経験する大地震だったのはもちろん、日本、いえ世界中がビルや高速道路の倒壊や大火災などを目の当たりにし、6千人を超える死者に衝撃を受けました。

その後も各地で次々と大きな地震や津波が発生し、甚大な被害をもたらすことになったのはご存知の通りです。
つい先日も震度5-の地震が九州で発生しました。

日本は災害大国と言われるようになりましたが、災害対応はどこまで進化したのでしょうか。

災害発生後の初動が重要と言われますが、実際にはどうも30年前の状況とそれほど変わらないように見えます。

緊急避難先の体育館で着の身着のまま、冷たい床の上で、すし詰めで数日間を過ごさなければいけない状況。

災害発生後48~72時間は食事も飲料水も防寒具も届かず、トイレも自由に使えない状況。

幾度も大きな震災を経験しながらも、まだまだ問題だらけの災害対応です。

体調を崩す人が激増するなか、どうやって身を守るのかを真剣に考えておかないといけませんね。

災害はいつどこで起きるかわからないのですから。

季節によって注意が必要なことは変わりますし、いつでも対応できるように準備をしておいたほうがいいですね。

 

まず、災害が発生した際には被害の規模によって2つの道に分かれます。

1.すぐに避難(自宅/職場から)→ 避難所 (→ 自宅/仮設住宅)

2.自宅待機

主に1.の場合について身の守り方をお話しします。

被災後すぐに逃げだせるように緊急持ち出し袋は必ず用意しておきたいです。

何もかも詰め込みすぎて重すぎると身軽に避難できませんので、必要なものを最小限が重要です。
消耗するものは3日分を目安に用意します。

 

※一時避難に必要なもの

【安全】
手袋(軍手)・マスク・懐中電灯・ラジオ・ホイッスル
冬場は防寒具・カイロ

【衛生】
携帯トイレ・マウスウォッシュ(歯磨きシート)・トイレットペーパー・ティッシュ
ファーストエイドキット(消毒薬や絆創膏など)・生理用品・紙オムツ
着替えの下着類・タオル

【栄養】
3日分の非常食(すぐに食べれるもの)・水

【その他】
耳栓・アイマスク・手鏡・ペン・メモ帳・スマホと予備充電池・ガムテープ・現金

チャック付きのビニール袋などに小分けしてリュックに入れます。
不要なパッケージなどは捨ててなるべくコンパクトに軽くするのがポイントです。
冬場は余裕があれば寝袋も。
着替えやプライバシー確保のために大きな布があると便利。

即席の避難所は劣悪な環境となるのは明らかですので、健康維持は一番の課題ですよ!
以下のことを実行してください。

*身体を動かす
*エコノミー症候群対策
*防寒/熱中症対策
*口腔ケア

家族でマッサージしたりして血栓や低体温症などを予防しましょう。

ストレスでメンタルにダメージがきやすいので、一人で抱え込まずに発散することも大事です。

身の安全を確保できたら今度はメンタルのケアを。

耳栓をして瞑想を試みるなど、できるだけ気持ちを落ち着かせてください。
難しいですが、夜間はなるべく睡眠を取るようにしましょう。
自律神経の乱れを極力抑えます。
ツボ押しなども役立ちますからね(^^)

なんとか最初の3日間を持ちこたえたら状況は必ず改善します。
大切な人を守りつつ、自分自身も守ってくださいね。

 

被害状況によって自宅での被災生活を送るようになった場合はこちらです。

※自宅待機用の備え

【防災食】
少なくても1週間分の食料と飲料水×人数分
(お湯だけで食べれるもの、缶詰やレトルト品など)
カセットコンロ・ボンベ
紙皿やコップ・割りばし・サランラップ

【生活用水】
給水車や近隣の井戸・池などの水用の水タンク、カート

【衛生】
簡易トイレ・ウェットティッシュ・ドライシャンプー・汗拭きシート

場合によっては長引くこともありますが、とりあえず家族人数×1週間分は備蓄しましょう。

普段からローリングストックを心がけ、賞味期限や消費期限の確認をお忘れなく。

家族全員が揃って自宅で被災するとは限りませんので、いざという時の連絡方法や集合場所などを事前に確認しておきたいです。

仕事場からの徒歩での帰宅に備えて、職場にスニーカーや靴下を常備しておくことも大事ですね。

南海トラフ巨大地震が近々発生すると想定されています。

どこで、いつ、というのは予測できませんが、可能性として覚悟していなければいけませんね。

いざという時に慌てないための心構えと備えをしていきたいです。

命を守り、心身の健康を保てますように!

 

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