セルフメンテナンスの達人になる!
自分の身体のことって、意外とわからないものですよね。
気になることはあるけど、これって普通なの? それとも異常なの? ひょっとして病気なの?!
考えてもわからないので、とりあえずなんとか生活できてるからいいか、となってしまいますよね(^-^;
肩こりや慢性腰痛などは「どうしようもない」 と諦めてしまいます。
頭痛や生理痛なら薬を飲めばなんとかなるし。
大きな怪我ならさすがに病院に行くけれど、足のむくみや口内炎くらいなら不快でも我慢するしかないとか。
そうこうするうちに年月は経つのです。
たとえば風邪ひとつにしても、突然高熱が出て倒れる、ということはありませんよね。
それまでに何かしらの症状が出ているはずです。
寒気がするとか、のどが痛いとか、人によっては頭痛や倦怠感を感じることも。
そうした予兆や最近の生活ぶりを振り返って、「これは風邪ひいちゃったな」 と気づいて漢方薬でも飲んで早寝したら、意外と大事にならずに治るものです。
大きな病気だって、小さな症状を見逃さずに検査を受けると早期発見することができるのです。
将来の健康長寿を目指すには、ご自身の身体と仲良くなって、しっかり耳を傾けることで未病を防いでいくことが必要ですよ。
未病というのは東洋医学独特の考え方で、まだ検査で異常は見つからない段階だけど病気に向かっている状態です。
若い時は気合いと体力でハードな毎日もたいてい乗り切っていけます。
でも、だんだんと体力も回復力も衰えてくるものですし、気合いだけでは身体がついていけなくなりますよね。
いきなりバタンと倒れるよりは、少しずつ身体をメンテしながら、大ごとにならないようにしていきたいです。
セルフメンテのためには、自分自身の身体を観察して、チェックして、早めに異常に気づけるようにならないといけないんです。
そのために、身体の声に耳を傾けるのです。
ニュートラルな状態を知っておけば「いつもより調子がいいな」 とか「今日は不調」 とかがわかるようになります。
あまり神経質になって細部にこだわりすぎても全体が見えなくなりますから、自分のなかで調子悪くなりがちな“弱点”を優先的にチェックするようにしましょうね。
人によっては「のどがイガイガする」だったり、「足が冷えてる」だったり、「お腹の調子が悪い」だったり、いろいろでしょう。
そういった「なんとなくおかしい」に敏感に気づいて修正できるようにすることがセルフメンテナンスです。
暮らしのなかで自由にセルフメンテしていけるといいのですが、慣れないうちはタイミングを決めていくといいですよ。
たとえば、朝早めに目を覚まして、お布団のなかでゆっくり身体を動かしていき、マッサージしたりストレッチしたりしてみます。
全身の関節や筋肉の動きをチェックでき、いきなり飛び起きて走り出すよりも準備体操ができます。
身体全体をスキャンするつもりでゆっくり深呼吸をしていき、余裕があればヨガをするのもいいですね。
毎朝やっていると、いつもと違うところも発見しやすいです。
見つけたら、ちょっと注意して見守ってくださいね。
それが養生につながります。
朝が弱くて起きれない方は、むりやりにでも夜早く寝るようにして朝のメンテの時間を確保したいです。
あとは、通勤の電車を待つ時間や車中でもいいですよね。
そして1日の終わりの入浴時や寝る前に、また全身チェックの時間を持ちます。
どこかがこったり、痛んだりするところはありませんか?
どのくらい疲れていますか?
いつもと違うところを発見したら、ちゃんとお手当をしてあげましょう。
無理をしないように早く寝るとか、温めるとか、お酒やご馳走を控えるとか、それくらいでもいいんですよ。
1日を思い出しながら、ご自身の身体を労わってあげましょう!
翌日には消える軽い症状なら全然問題ないですし、しっかりセルフメンテできている証拠です。
でも数日不調が続いたり、さらにひどくなってきているのなら、放っておかずに対策を考えましょうね。
それもセルフメンテ、未病治です。
ご自身の身体との対話から始まる健康。
いつでも絶好調ではいられないのが人間ですからね(^^)/
自分の力では回復できない時は、どうぞ助けをもとめてくださいね。
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