不妊治療の不安に埋もれないために
妊活中はさまざまな不安に襲われると思います。
不妊治療は“出口が見えないトンネル”と例えられるくらいです。
日に日に不安が増大して心が折れてしまいそうになっていませんか?
完全に折れてしまわないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
まずは深呼吸して落ち着いて、整理していきませんか?
一言で「不安」といってもさまざまなのです。
私たちは想像力があるからこそ「不安」を感じてしまいます。
もちろん不妊治療のスケジュールが決まれば、この先起きることが前もってわかりますね。
予定では今日排卵するはずとか、今日何時に自己注射をしなければとか、今回の治療代はいくらかかる予定とか。
近い未来の、ほぼ決定の出来事でも十分不安材料になります。
「今日ほんとうに排卵するだろうか?」
「注射するのを忘れないだろうか?」
「予定してたよりも高額にならないだろうか?」
マイナス要素を想像して不安になるのが常ですよね。
また、もっと漠然とした不安もあります。
「不妊治療をしても妊娠できなかったらどうしよう」
「子どもがいなければ、将来どうなってしまうのだろう」
「母親になれなければ、不幸になってしまう」
それこそ想像力=マイナス思考の悪のスパイラルですよね。
そうなると不安に埋もれて窒息してしまいかねません。
心が完全に折れてしまったら、可能性があったとしても、その芽を自ら踏みにじってしまいかねないのです。
不安地獄から抜け出す道を探さなければ。
まずは、頭のなかで【近い未来】のことと【遠い未来】のことを分けてみましょう。
そして、【事実】と【想像】も分けてみる必要があります。
お身体の状態のことは、ご夫婦ともにしっかり検査を受けて、現状を正しく把握しないといけません。
ここは「多分大丈夫」とかは安心材料にはならないのです。
治療の内容についても勉強したほうがよいでしょうし、わからないことをそのままにしていても不安が大きくなるばかりです。
治療費も、できるだけシミュレーションしておくといいでしょう。
そのうえで、不妊治療に投入できる資金はどのくらいかを計算しておくべきと思います。
どのくらいかかるのかわからない→払えないのではないか、と想像するから余計に不安になるのですから。
いくらまでなら払える、という予算を捉えておけば破産する不安はなくなります。
できることから1つずつクリヤしていきましょう。
遠い将来についての漠然とした不安は、誰にでもつきまといます。
悪いほうに想像力を逞しくしていけば、どんな状況の人でも不幸な未来図に絶望してしまいます。
思い描く未来がよくない想像の産物であれば、あくまでも想像だと早く気づいたほうがいいのではないでしょうか。
人生は一本道では無いのですし、いろんな選択肢があるはずですよ!
私がよくお伝えするのは「どっちに行っても幸せが待っています」ということ。
不安で押しつぶされるより、進む道はいくつもあって、どれもそれぞれいいものだって思えたら、肩の力が抜けます。
ご自分が敷いた、たった1つのレールに沿って進まなければ不幸になると思い込んでいる方がとても多いのです。
そんなにご自身をがんじがらめにして、いじめることはないのですよ!
暴走する想像の産物で交通事故を起こすより、いろんな選択肢と可能性を信じて、気持ちよく毎日を過ごしていただくほうが絶対不妊治療には有利なんですから。
頭のなかを整理して、心身の安定を確保していきましょう。
心と身体はつながっています。
不妊治療の結果にもつながりますよ(^^)/
そこが東洋医学の醍醐味かもしれませんが、心へのアプローチは身体と同じくらい大切なのです。
なかなか一人では頭の整理ができないという方は、いつでもご相談ください。
そのために不妊カウンセラーがいるのですから!