不妊治療とお金

莫大な費用がかかる不妊治療。
普通の金銭感覚だと目の玉が飛び出してしまうほどです。
ケタが違うのですよね。
「あえて感覚を麻痺させてる」という方も。
でないとやっていけないと。。。
なんとかならないのでしょうか?


初めての採卵で大量(40個以上…)に卵が採れて”しまい”、
2個ずつ戻していって、最終的にすべて着床しなかった・・・(号泣)
という方がいらっしゃいました。
自己資金が尽きて、ご両親から借金されたと
泣きながら話しておられたのを忘れることができません。
親御さんが費用を負担されるお話は時々耳にします。
孫のために、という責任感もあるかもしれません。
とても裕福なお家ならまだしも、両親の老後の資金が・・・
と考えるとやるせないですね。
親世代も巻き込んでの不妊治療。
厳しいですよね…
両親と折り合いが悪くて、という方もなかにはいらっしゃいますし、
そんな方には不妊治療専門のローンもあるそうです。
どうしても必要な方は検討してみてもいいかもしれません。
高額な治療費を支払い続けるのは非常に負担が大きいもの。
精神的にも重くのしかかります。
少しでも負担を軽くするために、自治体の助成金を申請するのも
条件さえクリヤできればトライしていただきたいことです。
兵庫県の特定不妊治療費助成事業についてはこちらをどうぞ
 ⇒ http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000002383.html
神戸市・姫路市・西宮市・尼崎市にお住まいの方は
各市が担当窓口になりますので、こちらを参考にしてください。
 ⇒ http://www.babylife.info/jyoseikin/joseierea/ken63.html
26年度分の申請は来年3月末までです。
なお、各自治体によってそれぞれですので、
必ずご自身の住所地にてご確認ください。
現在、助成金制度は段階的に変わろうとしています。
こちらも必ず確認しておいてくださいね。
もう1つ、注意しなければいけないのが所得による制限があることです。
計算するとギリギリだめだったorz という方は
一番悔しい思いかと思います。
あてにしてたのに、後になって申請できなかった、
なんてことになると悲しいですね。
しっかり計算して臨んでください。
それから、最後の頼みの綱は確定申告です。
医療費控除、ですね。
クリニックで支払った治療費の領収書は必ず保管して、
往復の交通費とともに申請します。
体外受精をしていたら軽く100万円を超えてしまうものですし
返ってくるのは微々たるものかもしれませんが、
申請しないのはもったいないです。
エクセル表を最初からつくっておけば、
スムーズに資料作成もできますよ!
そして、鍼灸治療の施術料も申請できるのです。
当院も自由診療ですが、通常鍼灸は保険適用ではないため
通いたくてもなかなか受診できないという方、
確定申告の医療費控除の対象にはなるんですよ。
(こちらも各自治体でご確認ください)
計算すると年間でかなり大きくなりますが、
高額医療費控除に含めることができるので、
交通費とともに申請しない手はありませんね!
当院のゲストにも「助かります」とたいへん喜ばれています。
継続治療が効果的な鍼灸だからこそ、
こういう面も知っていただけたらと思います。
詳細はお問い合わせくださいね。
info@rumishinkyuu.com
最後に、治療の”やめどき”がわからなくなり、
その結果治療費が膨大になってきて。。。
という方は、決断が必要になってくるかと思います。
「次こそは!」と望みをかけて繰り返してしまいますよね。
ただ、漫然と同じことを続けていても難しいことはあります。
 ☆ステップダウンしてみる
 ☆転院してみる
 ☆休憩してみる
ということも考えてみてください。
そして、「何歳の誕生日まで」
あるいは「採卵をあと何回まで」
というようなリミットを設定することをおすすめします。
タイムリミットが来るまでは、できるだけのことを
やってみるしかありません。
赤ちゃんを授かるため不妊治療に取り組んでいるはずが、
どんどん不幸になってしまっては悲しすぎます。
不妊治療をしながら、
しあわせになっていただきたいです。
よい結果が出ますように!!
切っても切れない不妊治療のお金の問題。
元はと言えば、治療費が高すぎるからなのですね。
今後の期待は、こちらではないでしょうか。
治療費自体を軽減する取組です。
大いに期待したいですよね!
 ⇒ 「不妊治療が低価格に? 有望な”膣内培養カプセル”」

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