不妊治療のために仕事はやめたほうがいい?
ベビ待ちさんにとってのお仕事について考えてみましょう。
当院では専業主婦の方のほうが多いのですが、
仕事をやりくりして通っていただいている方々も。
パートの方もフルタイムの方もいらっしゃいます。
時間の融通という点ではパートや自営業の方が有利ですね。
私も社会に出てからずっと仕事をしてきましたので
働く女性を応援したい気持ちが強いです。
仕事の責任と物理的な拘束時間、体力的なきつさ、
そして家事をこなし、親戚づきあいや地域の行事、
お子さんがいらっしゃる方は育児やママ友とのおつきあい、
などなど、めまぐるしい毎日を送られていることでしょう。
家のことはパートナーの方と役割分担していかないと
まわりませんよね。
そのうえに不妊治療をされていらっしゃるのです。
すごいことだと思うのですよ!
とくに、不規則な夜勤がある看護師さんや
泊まりで出張もあるキャリア組のみなさんはかなりキツイです。
治療も思うように進まないことがありますね。
「今月は忙しいので休む」という選択を迫られることも度々です。
そのような状況でがんばっていらっしゃる方は、
ストレスに押しつぶされてしまうことは一番避けたいです。
ご自身の年齢や身体の状態を考慮していただいて。。。
☆忍耐強く、担々とチャンスをうかがう
(うまくいかなくても一々落ち込まない覚悟が必要)
☆仕事の負担を一時的にでも減らして集中的に治療する
(職場の理解があり、融通が利けば最高)
この2つに1つかと思います。
煮詰まって仕事を辞める方もありますが、
それでも最終的に不妊治療を諦める方はいらっしゃいます。
辞めるのはいつでも辞められます。
ご自分にとっての仕事の意味や、
先々のことなどもよく考えてくださいね。
もし条件が許せば、休職という手もあるかもしれません。
「仕事をしているから子どもを諦めた」ということが
なくなるといいなぁと願っています。
男性だったら「不妊治療のために仕事を断念する」
なんてことはありえませんよね。
できれば女性も仕事に誇りを持って続けていければいいですね。
ただ不妊治療は、女性の場合タイムリミットが確実にあります。
身体的な性差は仕方がありませんので
ご自身にとって、そしてご夫婦にとっての優先順位を考え、
一時的に職を離れることがあるかもしれません。
それはそれで、失敗でも何でもありませんよ。
専業主婦の方にありがちなのは
「仕事もしてないので」と卑下されることです。
主婦というのも職業だと私は思います。
女性だったら誰でもできる、とは思えないですし、
才能も努力も必要ですよね。
主婦業に自信を持っていただきたいです!
フルタイムで働く方も、専業主婦の方も、
どうか悔いのない妊活を
これからも、がんばる女性を応援していきます!!