子宮筋腫は鍼で治療できるんですか?

女性の半数は持っていると言われる子宮筋腫
一生知らずにいることもあるのですが、
不妊治療で受診して初めてわかることも少なくないようです。
無症状のケースも多いですからね。
通常はどんな症状が出るのでしょうか?


生理がダラダラと長引く、出血量が多い、
不正出血、貧血、生理痛が激しい、といった症状で、
子宮内膜症とも似たような症状だといえますね。
そして、大事なのは、筋腫ができる場所によっては
不妊や流産などの原因ともなることがある
ことです。
子宮筋腫は良性の腫瘍ですので、
命に危険が及ぶようなものではありませんが
(大きな筋腫の約0.5%に悪性の子宮肉腫が含まれるそうですが)
ときには貧血がひどくなったり、生理痛(腰痛や下肢痛も)が
きつくて生活に大きく支障が出ることもあります。
エストロゲンの影響で成長してしまうため、
巨大化して、ときには内臓を圧迫してしまうことも
あるほどです。(頻尿や便秘なども)
子宮筋腫は、できる場所によって3種類に分けられます。
1.粘膜下(子宮の内側)
2.筋層内(子宮の筋肉の中)
3.漿膜下(子宮の外側)

妊活女性にとっては、この”どこに?”ということが
一番重要かもしれません。
1番目の粘膜下筋腫は着床障害の原因となるので
一番不妊の原因となる
ものです。
内膜のどこにできているか、そしてサイズと、
両方を鑑みながら加療すべきかどうかが判断されるようですが、
いつも受精はできるけど着床が…という方はとくに
小さくても手術を検討されることが多いようです。
2番目の筋層内筋腫は、サイズが問題になります。
大きくなると、あちこちを圧迫してしまうので問題ありです。
小さくて、成長が見られない場合は経過観察ですね。
ただ、不妊治療の影響で筋腫が大きくなる可能性が
あるのが心配です。
3番目の漿膜化筋腫は、よほどサイズが大きくなければ
それほど問題視されることはありません。
ということで、不妊治療に影響が出るのは1番と2番、
ということになりますね。
子宮筋腫はオデキのようなものなので、
通常は、わざわざ除去しなくても・・・
という見方なのですが、
このせいで妊娠しにくくなっている状態であれば
対処しないといけなくなります。
そして、もともと筋腫ができやすい体質の方は
除去しても、残念ながら再度発生しやすいのです。
女性ホルモンとの関係がありますので。
しかし、それは困りますよね!
ですので、漢方薬や鍼灸など東洋医学的な治療と
併用することで、筋腫ができやすい体質自体の改善

目指してもらうのがベストだと思います。
一度除去したから安心というわけではなく、
長い目で見ていったほうがいいのですよ~(^^)/
また、食事などの生活習慣を改善すること
東洋医学的には効果が出てくると考えます。
切除手術後のアフターケアも含め、
体質改善の鍼灸に関心がある方は
ぜひご相談くださいね(^^)/
鍼灸がお力になれる分野です。
ご相談はいつでもどうぞ!

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