妊活に役立つ呼吸とは?

とくに意識しなくても自動的にできてしまっている【呼吸】
現代人の生活ではあまりよくない呼吸法が習慣となってしまっています。
人間が生きるために必要な【呼吸】なのに、軽視されすぎかもしれません。
ちょっと意識を向けてみると、意外と簡単に体質改善できてしまう
優れた健康法となる可能性を秘めているのです。


【呼吸】といっても、ここは大気中の酸素を取り入れて体内で消費し、
二酸化炭素を放出する”ガス交換”のことをお話します。
デスクワークに集中したり、たまった仕事を次から次へと片づけたり、
そんなときに自分がどんな呼吸をしているのかなんて、
顧みる余裕はありませんよね。
とりあえず勝手に空気を吸って吐いてという動作をしているからこそ
酸欠になって倒れることもないですし、身体は維持できているようです。
仕事に関わらず、ストレスが過剰だったり、極度の緊張を強いられる環境でも
同じですね。
こうした状況下では常に交感神経が優位になり、呼吸は早くなります。
いわば“戦闘モード”なので、ゆっくり深呼吸している場合ではないと
身体が自動的に動くのです。
ゆるやかな呼吸が可能になるのは副交感神経が働いているときで、
私たちの身体はそのときに“回復モード”になるのです。
常に戦闘モードから回復できないなんて、たいへんなことですよ!!
私たちの身体は今でも原始的な制御システムに支配されています。
野生動物や敵と戦う、命からがら逃げる、といった緊迫した局面から解放されて、
ゆったりリラックスして休息したり食べたものを消化したりしないと、
次の緊急事態に対応できないのです。
それが人間の命の活動を支える自律神経の根本です。
交感神経副交感神経が交互にはたらき、うまくバランスが取れている姿が
理想的です。
自律神経は、どちらかに偏ると弊害が出てくるのです。
交感神経が活発になると末端の血管が収縮し、血流が悪くなるため、
せっかくの酸素も栄養も、身体の隅々にまで運ばれていかないのです。
緊張すると手足が冷たくなるのはそのせいです。
手足だけでなく、血管が細い子宮や卵巣も影響を受けます。
子宮や卵巣が栄養不足で冷え切って・・・なんて妊活中にあってはならないこと。
自律神経は自分の意思の力でコントロールすることはできません。
交感神経優位に傾きがちな現代人は、努めてリラックスする時間を設けたり、
オンとオフのメリハリをつけるような生活を心がける必要がありますね。
唯一自律神経を自分でコントロールする方法として、
【呼吸】を利用しない手はありません。
深く、ゆっくりした呼吸をすることで、副交感神経の働きを活発に
することができるのです。
とくに吐く息を長く、ゆっくりとすることです。
肩に力が入って無理な呼吸になると逆効果ですので、
ゆったりと行ってくださいね。
ゆっくりペースの腹式呼吸を1日に何度か気づいたらやってみましょう。
最初は駅で電車を待つあいだや、会社でコピーを取る時間、
寝る前など、ちょっとした隙間時間を利用してみましょう。
そして、仕事の合間にクールダウンの深呼吸タイムを
自分で設けられるようになればいいですね。
バランスよく緊張と弛緩を繰り返していると体調も整ってきますから。
バランスですから、家に引きこもってダラダラしすぎるのも禁物です。
緊張感なく、いつも弛緩しすぎているのもよくないのですよ。
軽いストレスなら時には必要なのです。
適度な刺激はプラスになります。
活動力が落ちている方は筋力をつけるためだけでなく、運動がいい刺激になります。
ここでも呼吸法を工夫するのがいいですよね!
暖かい家の中にこもって過ごすより、思い切って寒い外気にあたるだけでも
いい刺激になりますよ。
自然とうまく共存していきたいですね。
それから、最近どうも口呼吸の方が多いのが気になります。
鼻呼吸と比べるとウイルスなどにやられやすく、
風邪やインフルエンザにかかりやすいだけでなく、
呼吸も早くなりがちです。
できるだけ鼻呼吸に切り替えられるよう、意識してくださいね。
ストレス満載の方も、ゆるみすぎの方も、自律神経を味方につけるために
【呼吸】に意識を向けてみてください。
あなたの妊活を応援します(^^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA