妊娠しやすい身体づくりは順番通り?

妊娠・出産に向けて身体の調子を整えていくことが大事なことは
もうすでにご存知のことと思います。
さまざまなサプリや食材、運動や温活など、良いといわれる方法を取り入れて
日夜努力されていることでしょう。
それでも、できることを全部実行するよりも、やるべきことを順番に、
必要に応じて実践していく
ほうが効果的ですよ!


巷にはさまざまな“コレで私は妊娠した!”方法があふれています。
それはいい! 私も!! と次々試してみたくなりますよね。
食べ物系でしたら、ナッツ、豆乳、アボカド、青汁、ルイボスティ・・・
運動系でしたら、ヨガ、ウォーキング、ピラティス、加圧トレーニング・・・
サプリでしたら、葉酸、ビタミンCやE、マカ、プラセンタ、イソフラボン・・・
代替医療系でしたら、整体、カイロ、鍼、温灸、マッサージ・・・
すでにいくつも挑戦された方がいらっしゃるのでは? と思います。
ネット検索して次々と見つけては次々と試してみる方も。
これまでにも「体質に合った妊活を!」と繰り返してきましたが、
すべての人に絶対効果があるやり方はありません。
ご自分の身体の状態をよく知ったうえで、
効果的なやり方を見つけていただくのがベストです。
身体が冷えきっているので、とにかく温めないといけない人が
温熱療法を取り入れるのはOKですが、
全然冷えてない、むしろ余分な熱がこもっているくらいの人が
妊活中は「温活しないといけない」と思い込んで温めたらどうなるでしょう?
真夏に温活しすぎてのぼせている方、いらっしゃいますよね?!
常に食べ過ぎ状態なうえに運動不足で体重オーバーな方が
ウォーキングやジムのトレーニングを始めるのはいいのですが、
身体が弱りきって、消耗しきっている人が、
妊活中は「カラダを鍛えなきゃ」と1日何時間もトレーニングしたらどうでしょう?
ますます弱って逆効果ですよね?
たとえば貧血の人がいたとします。
なぜ貧血になっているのかが大事なんです。
子宮筋腫や内膜症などで生理が重くて、毎回の出血量が多すぎて
その結果貧血になっているのかもしれません。
別な人はもともと食が細く、栄養が足りてない状態なのかもしれません。
無理なダイエットのせいで栄養失調なのかもしれません。
食生活は問題ないけれど、栄養を摂り入れる働きが弱っているのかも
しれません。
他にも理由はあるかもしれませんね。
東洋医学では、“気”が足りなくなってくると
“血”をつくることができなくなりますよ
、と考えます。
過労や寝不足の連続などで“気”が少なくなる“気虚”という
状態になってしまいます。
そうすると、ちゃんと食べているので材料はあっても、
それから良質の血を作れなくて“血虚”という状態になってきます。
そんな状態の人に「血が足りないから」とドカドカ栄養素だけを
与えても、身体を素通りしていくだけです。
まずは“気”を養う必要があるのです。
貧血イコール鉄分補給、レバーやホウレンソウを食べよう!
ではないのですね。
そこを間違えずに、貧血を改善していかないといけないのです。
まずは“気”つまり生命エネルギーを増す、強くすることが急務です。
「順番」とはそういうことなのです。
身体の状態を正確に見極めて、何が一番最初に必要なのか、
次に何をするのか、そしてその次は?
という具合に順番に、計画を立てていく必要があります。
同じ貧血を治すだけでも、人によって違うということですね。
一足飛びには結果が出ないことがほとんどですので、
「〇×をしたけど効かなかった」と諦めてしまうことになります。
順番通りに進めていたら、よい結果が見込めたかもしれないのに!
わかりやすい「貧血」の例を挙げましたが、
これはすべてのベビ待ちさんに共通する法則です。
偶然にもそのときに必要なモノにあたると“コレで私は妊娠した!”
となる幸運なパターンもあります。
多くは、全然必要じゃない、順番が違う、という理由で
結果が出ないのです。
不必要なモノを排除していくことも大事です。
例えば、喫煙
これは人を選ばず、絶対辞めていただくのが正解です。
他にも、ある人には必要でも、別な人には不要なモノがあります。
そして、必要なんだけど、まだ早いというモノ。
それを始める前にやるべきことをして、準備が整ったら
初めて
いただければと思います。
何でもやみくもに取り入れたらいいというわけではないのですね!
とはいえ、なかなか一人では判断が難しいところですよね。
妊活にはアドバイザーが必要です。
体質や身体の状態をよく理解して、必要なモノをアドバイスできるのは
鍼灸師の特権かもしれません。

お一人で空振りのベビ待ちを続けないためにも、
ぜひご相談ください!

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