不妊治療と友人関係は両立できる?
街で目に入る妊婦さんや赤ちゃんの姿も気になるけれど、知らない人だし、目をそらせばいい話。
でも、友達や知り合いからの「赤ちゃんが生まれました」の葉書や写真入り年賀状は無視できない。
妊活仲間でお互いに励まし合っていた人に先を越されてしまい・・・。
友達づきあいが苦痛になってしまうことってありませんか?
不妊という共通の悩みでつながるお付き合い。
同じ境遇で意気投合して、お互いに情報交換したり慰め合ったり、心強い仲間でもあるし、ストレス解消にも大きく貢献してくれますよね。
でも、どこかで相手が「先に妊娠しちゃったらどうしよう?」って怖かったりも・・・
ライバルでもあるんですよね。
実際に、自分よりも先に妊活を卒業してしまうと、かなりのショックと嫉妬を感じてしまって・・・という方が多いのです。
人それぞれタイミングがあるし、こればっかりは同時にというわけにもいかないと頭ではわかっていても、羨ましい気持ちや寂しさを感じてしまう。
あれだけがんばってきたのだから祝福してあげないといけないはずなのに、素直に喜べない自分に対して、さらに落ち込んでしまうことも。
それほど密な関係性でなくても、顔見知りや、とくに後輩や、自分よりも後に結婚した人からの「赤ちゃんが生まれました」葉書も年賀状も、けっこう傷つきますよね。
こちらが妊活中と知っているのに、とか。
自分も子どもの写真入り年賀状が大嫌いと言ってたのに、とか。
そうした人からも容赦なく届くことがあるんですよね…。
ベビ待ちさんの友情は複雑です!!
凹んでしまった時は、どうか思い出してください。
うらやましい気持ちや嫉妬心、怒りといった感情は自然です。
むしろ人間らしいのです。
ご自分を責めないでくださいね。
マイナスの感情を打ち消さず、そのまま受け止めることから始めましょう。
もう一人の自分が自分を上から眺めているような感覚がいいかもしれません。
「取り残された気分なんだね」
「うらやましいんだね」
「腹が立ってるんだね」
「悲しいんだね」
「そりゃ、そうだよね!」と受け入れてあげませんか。
そうやって自分の感情を受け止め、整理する練習をしていきましょう。
感情に押しつぶされないコツです。
そして、問題のお友達とは距離を取ればいいのです。
「人生には、そういうこともあるよ」と考えてくださいね。
自分の気持ちを押し殺してまでお付き合いする必要はありません。
長い付き合いの友人だったとしても、こちらからのアプローチを止めたらいいのです。
いつかまた友人関係に戻れる日が来るかもしれないです。
ずっと戻らないかもしれないし、新たな関係性が築かれるかもしれません。
でもそれは未来の話。
まず優先すべきなのは何でしょう?
あなた自身の心と身体ですよね?
将来どうなるかを思い煩うより、今の自分を大事にしてください。
もちろん、パートナーや、信頼できる人に打ち明けてもいいのです。
一人でため込む必要はありません。
パートナーに聞いてもらう時は、「聞いてくれるだけでいいから」と断っておくのがポイントですよ(^-^;
男性はつい解決方法を見つけてあげないといけないと考えてしまうのです。
大切な人の役に立ちたいと思うがゆえです。
解決法よりも、あなたにとっては気持ちの吐露が優先という時もありますね。
お互いにズレが生じないようにだけ、気を付けてください。
それもなかなか難しい方は、まさしく不妊カウンセリングです。
誰にも言えないあなたの本心を打ち明けるには、経験を積んだカウンセラーが最適です。
お話はいつでもお聴きしますし、まずは思いを共有するところから始めましょう。
不妊治療中の友達づきあいについて、あなたのストレスについて、語りませんか?
いつでもご相談くださいね。