妊娠しやすい身体づくりの目標は?

晩婚化に伴って妊活高齢化が進み、30代後半~40代で妊娠される方も増えました。
既にご存知の通り卵子や精子の老化によって、妊娠しやすさは年齢とともに低下し、
苦労されるカップルが激増しました。
高齢のベビ待ちさんにとって、不妊治療専門クリニックでの治療のみならず、
妊娠しやすい身体づくりをしていただくことには、“ある目標”があります。


それは、今から20年後、30年後までも若さと健康を保つという目標です。
幸運にも、今すぐ念願の赤ちゃんを授かったとしても、
これから長い長い子育てが始まるわけですね。
最低20年先までの体力、気力、財力、大丈夫でしょうか?
きっと、20歳そこそこでは完全自立するのが難しいので、
その後もしばらく両親のフォローが必要になると思うのですよ…
20~30年先までの、ご自身やパートナーの方の病気や
親世代の介護問題など、あってしかるべきな今後のリスクを
どう乗り越えていけるか。
高齢子育て世代にとって、これは大きな問題なのです。
とにかく、ご自身の健康を維持することは鉄則ですよね。
そのためにも、若い頃から習慣になってきた喫煙、暴飲暴食、夜更かしなどは
もう今すぐにでも卒業していく必要があるかと思います。
他にも、適度に身体を動かしたり、一生楽しめる趣味を見つけたり、
といったことも将来の心身の健康に必ず役に立ちます。
もちろん、栄養バランスを考えて食事を作るとか、
洗濯・掃除などの一通りの家事も男性/女性の区別なく、
できるようになっておいたほうが何かと安心です。
ほんとうに基本的なことですが、日々の生活を誰かに依存することなく、
自分でプロデュースしていくには、健全な心身が最低条件。
大きな病気をしたり、虚弱体質でいつも寝込んでばかりでは、
子育てだってままなりません。
そういった意味でも、これからやるべきことは多いのです。
実際に子育てしながらだと時間に追われ、消耗も増えますので、
今から訓練していきたいところです。
ただ単に妊娠することだけを目標にするのではなく、
その20年先、30年先を見据えていきましょう。
広く長い視野をもって、身体づくりをすれば、将来得なんですよ(^^♪
東洋医学では、短期的に元気な身体を手に入れるのではなく、
徐々に身体の力をつけて、病気になりにくい身体にし、
病気になっても自分の力で治せる力をつけていく
ことが目的です。
そして妊娠することだけではなく、妊娠してから出産まで、
そしてその後の子育ても、ずっとずっと元気に、楽しめるよう
心身の状態を整えていく
ことが大事だと考えます。
1週間後の採卵や、一か月後の凍結胚移植が成功することだけを
目指しているのではないのです。
夢がかなって妊娠できたら、あるいは出産したら、
そこで力尽きてしまう、というのでは本末転倒なのです。
だって、あなたの夢は「妊娠すること」だけではなくて、
お子さんを授かって、家族みんなで幸せになることですよね?
鍼灸の力で、あなたの末長い健康を支え、あなたの夢をかなえましょう。
目標は、ずっと先まで続く健康です!!

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