夏の基礎体温はガタガタ?

妊活中のみなさん、基礎体温は毎日つけていらっしゃるでしょうか?
うまく習慣化できている方、まだ試行錯誤されている初心者の方、
その努力に敬意を表します。基礎体温表はどんな感じですか?
かなりガタガタしているのが気になっていませんか?
わけがわからず、心配になってしまいませんか?


基礎体温とは、身体の動きが一番安静な状態にあるときの体温のことです。
同じ条件で毎日測って記録することで、女性ホルモンの動きが観察できます。
生理や排卵の時期が予測できたり、妊娠の可能性を知ることができたり、
いろんな情報を得ることができる基礎体温
けれども、「毎日同じ条件で計測する」というのが大前提です。
一番正確な基礎体温は、最低でも4時間の連続した睡眠をとったときの体温
つまり、毎朝同じ時間に測ったとしても、3時間だったり7時間だったり
睡眠時間がバラバラではだめですし、目が覚めてから寝返りやあくびをしても
正確とは言えないのです。
就寝中にトイレに行ったり、飲んだり食べたり、口呼吸になっていたり、
寝汗をかいたり、クーラーをかけたりかけなかったり、
暑くて一晩中寝苦しかったり・・・
そんな異常があれば、正確な温度とは言えなくなってしまいます。
季節によって変化が大きい人もありますし。
風邪でもひいて発熱などしたら・・・
厳密な基礎体温の記録は、かなりハードルが高いと考えてくださいね。
ですから、基礎体温表がちゃんとキレイな2相じゃないからといって、
落ち込む必要はないのです。
もともと結構アバウトになってしまうものだと捉えておいたほうが気が楽ですよ。
基礎体温のせいでイライラして精神衛生上よろしくない、という方は
むしろやめてしまったほうがいいこともあるんです。
だって、正確じゃない体温に毎日一喜一憂するなんて・・・
夏はとくにバラつきが出やすいです。
人間の身体は外気温が変化しても一定の体温を維持するためのシステムが
あるのですが、この働きが弱いと気温に左右されやすくなります。
日中にクーラーの入った部屋を出たり入ったりを繰り返して、
そのたびに体温調節に忙しければ、その働きが疲れてしまうのは当然です。
夜のあいだも、暑くて眠れなかったり、汗を大量にかいたり、
逆にクーラーで冷えすぎたり、安眠とはいえないことが多いのです。
基礎体温の条件がガタガタです。
基礎体温がガタガタじゃないんですよね。
というわけで、出てきた数字だけで判断するのは厳しいですね。
参考程度にしておきましょう。
ガタガタの体温票に落ち込む前に、睡眠の改善や、食事や入浴なども含めて
体調管理に気を使っていただいたほうがプラスになります。

温活も大事ですが、過度にやりすぎるのは問題です。
蒸れてあせもができるほどだったり、熱がこもったりするまで温める必要は
まったくありません。
夏は温めすぎにも注意です。
熱中症にも気を付けないといけませんから。
ただ、異常に低い体温には要注意です。
エアコンの設定温度が低すぎて冷えていませんか?
男性のほうが筋肉が多いので暑がりさんですから、
男性に合わせて温度設定すると、女性には寒すぎることが多いです。
いっぱい着こんで自衛してくださいね。
日本人の平均体温は36.5℃ですが、近年低体温の女性が増えていますよ。
だいたい36℃~36.2℃で疲れやすくなったり、疲れが取れなくなります。
35.5℃から35.9℃では酵素の働きが悪くなり、
身体がだるい、重い、手足の冷え、基礎代謝の低下が目立ちだします。
35.1℃~35.5℃になると脱力感、倦怠感、食欲不振、
免疫力の低下なども顕著になってきます。
低体温を軽視せず、適当な健康体温を維持できるようにしてくださいね。
年間を通じて一定の体温をキープできれば一番いいのですが、
真夏や真冬はさまざまな条件のせいでハードルが高いです。
無理せずいきましょう(^^)/
そして、
体温調節の要となる自律神経のバランスを守るためには
鍼灸がお役に立ちますよ!

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