不妊治療を始める前にしておくことは?

そろそろ本格的な不妊治療を始めるべきかと考えておられる方もいらっしゃるでしょう。
しばらく自然に任せてみたり、自分でタイミングをはかってみたり、
でも2年経ったけど一度も妊娠しないので「もしかして不妊?」と心配に。
病院で専門的な不妊治療を受けたほうがいいのかと思いだして…
妊活のいいスタートを切るために、何か準備することはないでしょうか?


レディースクリニックでも、不妊専門クリニックでも、
まず最初は生理周期に合わせて血液検査をして、内診があって、
複数の検査を段階的に受けていって治療に入る流れです。
何も問題がなければタイミング法からスタートするのが一般的ですね。
だいたい半年ほどタイミング療法を続けて進展がない場合は
ステップアップを勧められ、人工授精に挑戦となります。
そして人工授精も約半年あるいは5,6回を目途にして
さらにステップアップ、つまり体外受精へと進みます。
年齢や身体の状態などの条件によって違いはありますが、
通常の”コース”はこんな感じでしょうか。
できるだけ早く、よい結果が出ることを祈ります。
とはいえ、気づけばさらに2年、3年と月日が経っていることがあります。
心機一転、転院してみると、また検査から始まりますが、
以前に見つからなかった原因が発見されることもあります。
これが、けっこう頻繁にあります。
もちろん、年月が経っているので、その間に変化が起きたことも
考えられますが、ただ「検査をしていなかった」という場合も。
そうなると、辛抱強く通った数年間の治療は意味がなかった、
なんて悲劇も起こりうるのですね。
ですから、最初が肝心だと私は考えます。
「検査だけでも受けておこう」と気軽に受診される方もいらっしゃるかも
しれませんが、最初に押さえておくべき検査はできる限り受けておきましょう
忘れられがちな最低限の検査として、卵管造影と、男性不妊の検査があります。
子宮奇形や筋腫、内膜症などは早い時点で診断されることが多いのですが、
意外と(設備が無くて)卵管造影してなかったとか、
パートナーの方の協力が得られなくて、といったケースが
実際あるのですよね。
数年経ってから後悔しないように、必ず受けるようにしてくださいね!
他にも後悔しないための検査はあります。
風疹抗体。これもご夫婦で、必要ならすぐにワクチン接種を。
それから珍しいところではピロリ菌
治療中に見つかると、除菌のためにしばらく治療を中断しなくては
いけなくなります。
将来のためにも、先に済ませておきたいです。
そして、歯周病
これも意外ですが、不妊や流産・早産の原因になる可能性があります。
歯科健診をして、虫歯も含めてしっかり治療しておきましょう。
検査ではありませんが、極端に肥満やるい痩(痩せ)があれば
まずは体重コントロールが必要です。
太り気味の方はBMIが25以内に収まるように減量すること
強くおすすめします。
それより高いと流産率が上がったり、妊娠高血圧や糖尿病の
危険が出てきますし、なによりも妊娠しづらくなるからです。
そして痩せすぎの方も要注意です。
BMIが18以下だと痩せすぎですよ!
どちらかというと、太り気味の方よりも痩せすぎの方のほうが
なかなか妊娠しにくい感触なんですが、
どちらもホルモンバランスに悪い影響を与えますので、
適正な体重をキープできるように、まずは自己コントロールです。
専門クリニックにかかれば、すぐに治療ができて、
すぐに授かる、と漠然と考えている方がいらっしゃるのですが、
それはちょっと違うかもしれません。
かといって「いつかそのうち」と自力で何年間も費やしてしまうのは
何かトラブルがあるのに気づかないままだったら非常にもったいないです。
適切な検査と必要な治療、そしてベースとなる身体づくりが大事なんです。
東洋医学的には、冷え症の改善や五臓のバランスを整えることなど
基本的な下地づくりが、まずは大事
です。
自宅でのお灸や食事・睡眠・運動などの生活改善でも身体は変わります
健やかで、ゆとりのある身体をキープすることで、
妊娠しやすい条件を整えてあげましょう。

そのうえで、【不妊鍼灸】で気血の流れを整えていくと、
西洋医学的な治療の効果も早く出るようになりますよ!!
無理せず、楽しく妊活していただけるのが東洋医学の妊活です。
クリニックの治療で疲れたり、ストレスがたまったときは
【不妊鍼灸】を思い出してくださいね(^^)/
押さえるべきことはキチッと押さえて、効果的な妊活を進めていきましょう!
いつでもこちらからご連絡ください。

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