【不妊予防】食べることでアンチエイジング《2》

アンチエイジングって、そもそもどういうことでしょうか。
「若返り」?!
ピチピチお肌を取り戻すこと?!
エイジングとは歳を重ねること、つまり加齢ですよね。
その反対ということは若返ることと思われるかもしれませんが、
結果として若返ったように見えても、
実年齢よりさかのぼって身体が若返ることはないのです。


でも、年齢を上回って老化が進んでしまっている方でも、
アンチエイジングを心がけて老化の進行を食い止め、
「以前よりも若々しく見えるようになったね」と言われるくらい
嬉しい結果がついてくることはありますよ!
見た目ベースで見ると、です。
◆身体の中身を若返らせることは見た目よりハードです。
最近は若々しい方が多いので、年齢を聞いてビックリ!!
ということもあるくらいで、外見と中身は違うこともあります。
ただ、見た目が老けてて中身が若いパターンはありませんが、
外見は若くても中身はそれなりに…というケースは多く、
ご本人も含め、あまり知られていないのです。
卵は持って生まれた女性の年齢+1歳ですから
(卵の数は胎児のときにピークとなり、後は激減していきますし)、
身体の外側を磨く努力をしても、卵が増えることも
若返ることも、残念ながらないのです。
◆では卵のエイジングは黙って見ているしかないのでしょうか?
ベビ待ちさんにできることは、卵の老化を、できるだけ遅らせること。
それしかありません。
男性も同様ですよ。
精子の老化をできるだけ遅らせ、維持することが大事になります。
◆老化は、酸化と焦げが原因です。
身体が酸化しやすい要素をできるだけ減らし、
抗酸化の効果があるものを摂取するのが基本となります。
酸化する要素とは、脂っぽい高カロリー食やファストフード、
インスタント食品やスナック菓子などですね。
お肉に偏り過ぎて野菜不足になり、ビタミン・ミネラルが欠乏すると
ますます拍車がかかります。
そして焦げというのは聞きなれないかもしれませんが、
糖質過多になると身体を焦がし、それがさらに酸化を進ませるそうです。
甘いお菓子や炭水化物、清涼飲料水の摂り過ぎは身体を焦がすのです。
◆東洋医学では、湿痰(しったん)と呼ばれる病症・病態です。
飲食物が過剰、あるいは消化力が十分でないので追いつかず、
身体に蓄積して悪さをする、と考えるのです。
この湿痰、ほっておくと、さまざまな病の原因となります。
命の危険にもつながる重篤な病から不妊症まで、
さまざまな、です。
予防のためには、
ちゃんとお腹のお掃除をしなくっちゃいけません。
そして、湿痰をためない飲食・運動習慣を身につけないといけません。
身体が弱って消化力が落ちていることもあるので、
食べ過ぎにせよ、胃腸の力をつけてあげることも大事なので
鍼灸治療の適用となります。
◆湿痰をためない食生活のためには、
抗酸化物質を多く含む食材を積極的に食べることが肝心です。
まずは、この3つを頭に入れておいてください。
1.ビタミンC
2.ビタミンE
3.ポリフェノール
この3つが多い食材を求めて、バランスよく摂りましょうね。
(そればっかりはダメですよ!)
果物、野菜、ナッツ類、魚、豆、お茶、赤ワイン。
お茶はカフェインが含まれますし、赤ワインはアルコールですから
どうぞほどほどに!
最近注目されているアサイーもパワフルな抗酸化作用で
心強いですよね!
◆油もサラダオイルではなく、オリーブオイルやフラックスオイルを
選ぶようにしましょう!
マーガリンやショートニングはできるだけ排除してください。
市販の菓子パンやお菓子によく使われてますので、
原材料のところをよく見て、使ってないものを選んでくださいね!
抗酸化のためには食養生が一番効果的なのです。
パパッと手早く、安くあげるためコンビニ食に頼ると
添加物もたっぷりですし、身体は酸化・焦げ化の一途です。
メタボ→成人病の心配も、身体の内側も外側も老化してしまいます。
長~い目で見て、損することになりますよね。
妊活中の方なら、どうしてもという時を除いて、
できるだけ上記のような抗酸化物質を多く含んだ食事を
心がけてくださいね。
運動、規則正しい生活、ストレス発散なども大事ですが、
食事を意識するたけで内側からのアンチエイジングが可能になります。
卵子・精子だけをアンチエイジングすることはできません。
内側から、身体全体の老化防止に向けて、がんばってみてくださいね。

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