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2人目不妊には特別なケアを!

今日はDさんのケースをお話していきましょう。

◆Dさんは30代前半の元気なママさん。
お子さんが一人いらっしゃって、保育園に預けながら
パートのお仕事されていました。
自転車の前に子どもさんを乗せ、雨の日も風の日も?疾走されるのです。


こう書くと全身エネルギーが満ち溢れた、肝っ玉母さんを想像して
しまいますが、見た目はとても小柄で細い、ほんとうに華奢な女性です。

お一人目もなかなか授からず、やっと妊娠・出産できたそうです。
産後はかなり体調が悪く、苦労されたとお聞きしました。
お子さんも身体が弱く非常に手がかかったとのことでした。

生理が戻らず、ご夫婦は二人目を望んでいらっしゃるので
身体の立て直しをということで受診されました。

東洋医学にはとても理解がある方で、
できるだけ西洋薬には頼りたくないというお考えでした。

お身体はかなりお疲れのはずが、いつも大輪のひまわりのような
とびっきりの笑顔です。

◆いつも周りを明るくするステキな女性なのですが、
身体は正直で、明らかに"血"が消耗されていました。
これではいつまで経っても生理は来ません。
典型的な"血虚"という状況です。

これは二人目不妊の方にはよく見られる症状で、
出産の際に大量に出血された方、子育てストレスや消耗がひどい方に
発生しやすいのです。

急いで良質の"血"をつくらなければ、生理も戻りませんし、
妊娠はかなり難しいです。
それほど、女性にとって"血"は大事なものなのです。
自分の身体を維持するためにはもちろん、
新しい命を宿し、胎内で育てるためには豊かな"血"が必要です。

毎月月経血という形で排出してしまうと身体が持たないので
生理だって停まってしまうのです。

Dさんの場合、もともと"血虚"傾向があったところを
妊娠出産そして育児と重ねてしまい、
相当に"血"を消耗してしまっていたのです。

また、痩せているので栄養をつけようとがんばって食べると
とたんに胃痛が起こり、受け付けられなくなってしまいます。

ドカ食いではなく、少量でも効率的に栄養を摂取できるような
食生活が求められます。

◆Dさんには、お仕事が終わってからお子さんのお迎えに
行くまでの合間の時間を利用して週に1回通っていただき、
まずは胃腸の立て直しから始めました。

人の基本はやっぱり胃なんです。
胃腸の消化力がなければ、せっかくの栄養も取りこむことができず、
悪いところを修復しようにも治す力がありません。
そして、"脾"は"血"を作るので、"脾"を助けるのは
Dさんには絶対必要でした。

そして、東洋医学で言う"脾胃"の力をつける治療をしつつ、
徐々に"肝"の血を増やすこともやっていきました。

女性の生理の血は肝臓がコントロールしているのです。
"脾"が新しい血を作っても、"肝"が血を蓄えられなければ
身体はうまくまわっていきません。

◆Dさんには漢方薬も取り入れていただきました。
漢方薬局で「四物湯」というお薬を処方してもらい、
それをずっと服用していただいたのです。

「四物湯」は名前の通り、4つだけの生薬が入った
シンプルなお薬ですが、"血虚"の方には非常に効果的です。

鍼灸治療に加えて漢方薬。
これはとっても効果が高くなるんです。
他にもたくさんの種類の漢方薬があるので、
体質に合ったものを厳選して服用するのが基本です。

「四物湯」は"血虚"のお薬の一番ベーシックなもので、
価格も安めなので、長く飲んでいただく方の負担も少なく、
続けやすいお薬です。

Dさんはしばらく鍼灸+漢方でがんばっていただきました。

◆そうこうしているあいだに「茶おり」程度の生理が来るように
なりました。

下着が汚れるかどうか? ぐらいの量で終わります。

最初は「なんだったんだろう?!」と不思議で、
もし生理の前触れだったら、これから量が増えるのを期待しました。

ところが、定期的に「茶おり」は訪れるようになったものの
量はたいして増えないのです。

このぐらいがDさんにとって許容範囲の経血量?
子宮内膜はどうなっているのかしら?!
不安は拭えないまま、治療を続けました。

治療を始めて半年以上経った頃、突然Dさんから
「先生、妊娠したみたいです!」と報告がありました。

びっくりでしたね(+o+) まさかの自然妊娠です。

Dさん自身も最初は信じられなかったみたいで、
「いつ?!」と頭を抱えておられたくらいです。
全然タイミングを取るという意識もなかったそうです(^_^;)

◆この赤ちゃん、お母さんの薄い内膜をものともせず、
深く深く子宮の壁に潜り込み、強力な生命力で
すくすくと育ちました。その間、Dさんには
引き続き「四物湯」を飲んでもらっていました。

つわりもほとんどなく、元気な妊婦さんで、
さすがというか、2人目不妊ならではですが、
お腹が大きくなっても上のお子さんを乗せて自転車で
走っておられたのです。
さすがに大きくなりすぎてお腹がつかえるようになって
断念されましたけれども(^_^;)
(ハラハラしましたよ・・・)

赤ちゃんも無事生まれ、しばらく経ってから
親子で顔を見せてくださいました。
Dさんに良く似た、かわいい女の子。
お腹の中でポコポコ動いていた赤ちゃん。
ほんとうに、よく生まれてきてくれました。
Dさんには、これからもひまわりのようなお母さんとして
元気に生きていかれることでしょう。
もともとそれほど強い身体ではないのに、
ほんとうに頭が下がります。
やっぱりお母さんは元気なのがいいですね!


それでは、次回は胞状奇胎から2児の母になったEさんのケースです。
どうぞお楽しみに!!

なお、患者さまのプライバシーを守るため、
登場人物の身辺情報などは若干変更しております。
ご了承ください。


 

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